第5回 麻衣

2016年07月05日

ザ・パークハウス中野タワー

ザ・パークハウス中野タワー

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

マンションの個性 ★ ★ ★ ★ ☆

マニアックな街からオシャレな街へ変身!

中野ブロードウェイ

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

「ザ・パークハウス中野タワー」は、中野駅北口から徒歩6分、「中野ブロードウェイ」商店街に隣接する24階建ての駅前タワーマンションです。マンションを一歩出れば、そこはもうブロードウェイ商店街。閑静な街並みを求める人にはひいてしまいそうなロケーションですが、賑やかな商店街好きにはたまらない場所にあります。
そもそも中野というと、このブロードウェイ商店街が象徴するように、都心にありながらもちょっと庶民的な香りがする、マニアックな街というイメージがあると思います。ところが、その中野が大規模な再開発でこれから大きく変わっていくらしいのです。「中野四季の都市」と称して、公園や病院、商業施設が整備されるエリアを含め、駅周辺で東京ドーム23個分の敷地に新しい洗練された街づくりをするということ。思えば、中野ブロードウェイが出来て50年、駅前の「サンモール商店街」が出来て70年、中野は大きな変化もないままここまで来ました。この再開発でこの街のイメージは大きく変わりそうです。

コスパの満足度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

中央線のタワーマンション人気に驚愕!

ザ・パークハウス中野タワー

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

モデルルームに行って、営業さんがまず口にしたのは、中野よりはるか遠方、中央線国分寺駅に直結した、他社が手掛ける売れゆき抜群のタワーマンションの価格でした。その価格表を見たとき、一瞬目を疑いました。70m²台の部屋の価格が8500万〜9000万円台、平均坪単価はなんと400万です。そのタワーマンションは国分寺界隈の中層マンションを抑え、一人勝ちの状態とか。
やはり中央線沿線は人気。そして売れるのはタワーマンションです」と言われ、正直相当ショックを受けました。いくら人気エリアの駅直結マンションとはいえ、国分寺は東京郊外、新宿まで快速電車で30分、朝のラッシュ時であれば45分はゆうに掛かり、そこから勤め先までを考えれば最低でも1時間の通勤時間(しかもハンパない満員電車!)を覚悟しなければなりません。そんな場所のマンションが9000万…しかも飛ぶように売れているという事実!
そして、それに比べると安いですよね、という雰囲気の中で提示されたザ・パークハウス中野タワーの坪単価は、中層階で約430万円程度。間取りは60m²前後の2LDKが多く、8000万円台が中心価格と、かなり高額なマンションです。今年の3月から売り出され、当初第1期では80戸程度の販売を予定していたそうですが、すでに123戸が売却済。全178戸のうち、第1期で約8割が売れています。中央線のタワーマンション人気、恐るべしです。

購買者調査 ★ ★ ★ ☆ ☆

どんな人が買っているの?

医師

※写真はイメージであり、
 実際のものとは異なります

では、どんな人たちが買っているのでしょうか? 都心マンションということで、中心となっているのは、55〜65m²の1LDK〜2LDKのコンパクトタイプ、これが全体の約7割。残りの3割が70m²以上の3LDKで、こちらは1億を超える価格帯です。1LDK、2LDKに関していうと、7割は30代ファミリーで、残りの3割がシニアやシングルだそうです。中野は特に根強い地元人気があり、この地域の名士や医師、大学教授なども多く、客層はとても良いとのこと。また、1割程度の人は、地方や郊外に住んでいて、セカンドハウスとして購入しているそうです。ブロードウェイ(中・高層階は集合住宅)に住んでいるシニアが、子供のためにこのマンションの2LDKを購入したという話も聞きました。周辺の人たちにとっては「待ちに待ったタワーマンション」という人気ぶりだそうです。

モデルルームの魅力 ★ ★ ★ ★ ☆

おひとりさまの城!

ザ・パークハウス中野タワー

※写真はイメージであり、
 実際のものとは異なります

「ザ・パークハウス中野タワー」は、タワーマンションとしては、シンプルで標準的な機能を備えたマンションで、特に豪華な共有施設もなければ、独特な外観デザインということもありません。共有施設は21階にホテルのスイートルームをイメージしたというゲストルームが一つ。建物は制震構造で、内廊下。キッズルームもなく、全体的にシックな大人のマンションという印象です。
モデルルームは二つあって、58m²の1LDKタイプと100m²のプレミアム住戸です。意外にも素敵!と思ったのは、豪華な造りのプレミアム住戸ではなく、1LDKタイプでした。男性の一人暮らしを想定してつくられた部屋は、モノトーンを基調にしたシンプルモダン。全体に「黒」がとても上手に使われ、シックなイメージで、なおかつ高級感を与えています。狭さを全く感じさせず、適度な生活感があり、ここに住む自分をはっきりとイメージすることが出来ました。今まで見たコンパクトタイプのモデルルームの中でも屈指のかっこよさです。
室内で印象的だったのは、アイランドキッチンを進化させたL字型キッチン。通常のアイランドキッチンの場所には、シンクと調理台のみが設置され、そこに繋がるように調理台の一部とガスレンジが壁側に続いています。単身者にはとても贅沢なつくりですね。そして、シンクの前部分の天板が少し突き出ていて、そこがカウンターテーブルになっています。そこに少し背の高い丸椅子が置かれ、オシャレなダイニングテーブルになっていました。価格表を見ると、このL字型キッチンのあるBタイプの部屋はほぼ完売。その人気、うなずけます。
また、地味な場所ですが、網戸が感動的でした。通常室外にあって掃除が面倒な網戸ですが、これが窓の内側に付けられ、必要なときにだけ引っ張りだせる収納式に。これなら使わないときはすっきり、汚れが目立ったり、穴が開いたりする危険もぐっと減ります。なかなか素敵な工夫です。

全体の満足度 ★ ★ ★ ☆ ☆

これは中央線神話!?

中野駅

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

今回驚いたのは、新築価格の高騰をものともせず、待ってましたとばかりに購入した地元の人の『中野愛』と神がかった中央線人気でした。営業さんの対応にも余裕が感じられ、押し付けるような態度は全く見せず、とても買いそうにない私に最後までとても感じ良く接してくれました。再開発とともに変わっていく中野の街と中央線沿線のマンションにこれから目が離せなくなりそうです。新築の売れ行きが悪くなってきたと言われていましたが、売れないものと売れるもの、ますます二極化していくのかな、そんな感想を持ちました。

三菱地所レジデンスの新築分譲マンション「ザ・パークハウス 中野タワー」
http://www.mecsumai.com/tph-nakanotower/

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