第3回 麻衣

2016年06月03日

リビオ文京茗荷谷

リビオ文京茗荷谷

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

営業さんの好感度 ★ ★ ★ ★ ★

現れたのはフレンドリーな営業さん

リビオ文京茗荷谷

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

住宅情報誌をパラパラと見ていたら、気になる物件をみつけました。それは「リビオ文京茗荷谷」。気になったワードは「高台」「全角住戸」「3駅利用可能の好立地」の3つ。緑が写りこむ高台に建つ優雅な外観写真と相まって、それらのワードは強く印象に残ったのでした。RC(鉄筋コンクリート構造)10階建て、全33戸の小規模物件です。
そして、いよいよ見学の日。モデルルームは、茗荷谷の駅にほど近い、さりげないビルの8階にひっそりとオープンしていました。平日の夕方、シーンとした室内に見学者は私だけです。落ち着かない気持ちで待っていると、そこに現れたのは、人懐っこい笑顔の営業さん。大規模物件のカチッとしたタイプの営業担当者とばかり会っていたので、このフレンドリーな笑顔に一気に心が癒されました。

営業さんのトークの力量 ★ ★ ★ ★ ★

まさかのデメリットトーク?

一通りのヒアリングを終えた彼は、まずこう言いました。「この物件には3つのデメリットがあります(でも顔はニコニコ)」。さすがに「え?いきなり?」と内心驚きました。

map

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

デメリットその1:駅から遠い。「3駅利用の好立地」とうたい文句にありましたが、裏を返すとこれは、それぞれの駅の中間にあるということ。茗荷谷12分、千石10分、新大塚12分と、どこの駅も徒歩10分以上かかります。メリットと思っていた3駅利用が実はデメリットだったとは、とほほ。

車

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

デメリットその2:騒音。大通りに面しているため、車の交通量が激しく、決して静かとは言えないということです。

デメリットその3:見晴らしの良い高台ではない。住宅地にある、壇上立地という高台で、眺望が良いわけではありませんでした。情報誌の写真はあくまでもイメージ。別荘感覚の高台物件、ということではなかったのです。

初めにデメリットと聞いたときは驚きましたが、聞き終わってみると妙に安心しました。こんなにきちんとデメリットを話してもらったのは初めてで、その誠実さにちょっと感動。特にその2の騒音なんかは話をしなくてもごまかせることです。人生の決断とも言うべき大事な住宅購入ですから、何でも聞ける信頼できる担当者との出会いは大切だと改めて思いました。

物件の魅力 ★ ★ ☆ ☆ ☆

文京区アドレスの威力は絶大!

では、この物件の最大のメリットは何かというと、「文京区アドレス」が手に入るということです。文京区には有名国立大学付属の小・中学校があり、大変な競争率だとか。周辺には評判の良い公立小学校も多いといいます。この教育環境の良さは都内でも突出しています。また、首都圏一位の犯罪率の少なさという治安の良さも魅力です。
そして、最初に気になったワード「全角住戸」、これは想像通りでした。1フロアに4世帯のみの全室が角住戸。中央に内廊下とエレベーターがある造りで、プレミアム感があり、大規模物件にはない落ち着いた生活が期待できそうです。

コスパの満足度 ★ ★ ★ ★ ☆

新たな切り札登場!

ドル紙幣

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

そして、話が随分進んだところで営業さんが、突然放った言葉にまた驚かされました。「ということで、色々デメリットもありますから、当初の販売価格から思い切って値下げさせていただきました!」。ここで、どーんと出された価格表。「ご存知のように、新築の相場がかなり高くなっています。半年前に出した価格では動きがにぶかったので、ぎりぎりの営業努力でこの価格まで落としました」。
元々の価格を見ると、やはり今の新築価格の高さがハンパじゃないことを思い知らされます。ただ、この値下げ幅は相当な額です。こんな柔軟な対応ができるのも、この規模の物件だからでしょうか。大手売主の場合、一度価格表が出来ると、最後まで全く値下げをしない、または売れ残った場合のみ値下げを切り出してくるというのが大半ですから、この話には本当に驚きました。全ての部屋が割安とは思いませんでしたが、お買い得かなと思わせる部屋もありました。平均すると平米あたり100万円前後ですが、眺望はほとんど変わらないので、階数にこだわらなければ1平米あたりの単価が90万円以下というのもあります。割引後の新価格はなかなか魅力的です。

モデルルームの魅力 ★ ☆ ☆ ☆ ☆

残念すぎるモデルルーム

ベッドルーム

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

そして、最後にモデルルームを見学したのですが、これもある意味ショッキングでした。というのも、こんなにも参考にならないモデルルームを見たのは初めてだからです。
部屋タイプは約56平米とやや小ぶりの2LDKと、70平米台の2LDKと3LDKの全33戸。通常大規模物件では、3つくらいのモデルルームがあるので、自分の希望に近い間取りの部屋を参考にするのですが、ここはモデルルームが一つだけ。で、その大切な一つが、何から何までオプションの入れすぎで、どのタイプの間取りからも遠くかけ離れ、原形をとどめていないのです。
仕方ないので、大塚家具とのコラボというインテリアでも参考にしようかと思ったら、これが例の前社長さんのセンス(?)なのか、古いというのかなんというかあまりに普通で、何の参考にもならずに終了。楽しみにしていたのに、これは残念!

全体の満足度 ★ ★ ★ ☆ ☆

誰から買うのかも大切

全体の感想としては、ここは文京区に住みたいという特別な意識のある人にとっては、狙い目かもしれないということです。また、大規模物件では決して味わえないプライベート感も味わえます。そして、一番のおススメは、アットホームで誠実な営業さんかもしれません。防音面などパンフレットにない質問をしても、「少しお待ちください」と奥に入って資料を探したり、ネットで参考情報を出してくれました。ここまで対応してくれたのは初めてでした。どんな売主、どんな担当者から購入するのかという点も物件選びではとても大切なポイントですね!

写真出典先:リビオ文京茗荷谷<公式サイト>|文京区 南の開放を謳歌する高台に誕生する新築分譲マンション
http://l-bunkyo-m.jp/index.html

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