第2回

2016年05月26日

プレミスト佃二丁目

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

満足度 ★ ★ ★ ★ ★

「佃ブランド」にライバルはなし!

12年ぶりに中央区佃にマンションが出来ると聞いて、意気揚々と向かった先は「プレミスト佃二丁目」です。佃と言えば、憧れの元祖湾岸。約20年前、いわゆる湾岸エリアにマンションが建ち始めたのは佃からと言っても過言ではありません。佃に住めるのは、芸能人かお医者さん。そんな時代があったようです。銀座は徒歩圏内、東京駅まで自転車でも20分。本当の都心にありながら、ウォーターフロントの開放感、そして下町情緒まで味わえる街。この物件の最大の売りは何といっても、この「佃ブランド」です。

それを証明するように、もらった資料の半分以上は、佃の魅力を解説したもの。他の湾岸地区と比べて、400年前に埋め立てられた佃は地盤もしっかりしているとのこと。マンションが建つエリアは約100年前に埋め立てられたということですが、それでもかなり歴史がありますね。江東区の有明や豊洲はもちろんのこと、晴海や勝どきと比較されることもありますが、ここ佃のライバルはちょっといないんじゃないかな、そんな風格さえ感じてしまいます。

満足度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

中層マンションってどうなんでしょう??

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

さて、「プレミスト佃二丁目」は月島駅から徒歩3分という駅近にある、総戸数153戸、10階建の物件です。「駅近は最高だけど、10階建て?タワーマンションじゃないの?」そう思った方もいるでしょう。ここは第一種低層住居専用地域、高さ制限があるのです。北側のリバーシティ21の超高層マンションと駅前のタワーマンションに挟まれた、まるで盆地のように見える居住地区に建てられた中層マンション。つまり、ここでは水辺を感じる魅力的な眺望は期待できません。そこにあるのは中層ならではの重厚感と落ち着いた佇まい、ということです。これをどう評価するか、好みが分かれるところではありますね。

満足度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

防音設備、はっきりわからず?!

重厚感ある造りと聞いて私が期待してしまうのは、遮音性です。タワーマンションでは構造上あまり重さのある厚い壁や床は使えないと聞いたことがあります。上下階やお隣の音の問題で悩んでいる話をよく耳にします。スラブ厚と言われるコンクリートの床版の厚さで防音効果は相当変わるからです。ここは絶対に抑えておきたいと、真っ先に営業担当者に質問すると、「スラブ厚がタワーマンションに比べて厚いのは事実です。ただ数字については建築の専門的なことなので、今度来られるときまでに調べておきます」とのこと。さらっとかわされてしまいました。具体的な数字は聞いておきたかったなぁ。結果をお伝えできずにちょっと残念ですが、防音効果、ほのかに期待はできそうです。

満足度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

どんな人が買っているの?

※写真はイメージであり、
 実際のものとは異なります

次に、どんな人がこのマンションを買っているのかを調査してみました。60パーセントは、1人多くても2人子供がいる30代、40代のファミリー層、残りはシニアとDINKSとのことでした。一番人気は、中層階の70平米後半、広めの3LDKタイプだとか。意外だったのは、投資として買っている人はゼロ、そして外国人も皆無に近いということ。つまりは皆さん住居用として購入しているというのです。居住者ばかりということは、管理組合は機能しやすい環境ですね。でも、ここは平米単価100万強。5階の75平方メートルの部屋が約8000万円です。30代のファミリーが簡単に手にできる物件ではないんじゃないかと質問すると、「35年ローンを組める普通のご家族ですよ」との回答。この場合の普通ってどんなんだろうと思いながらも、頷くしかありませんでした。

満足度 ★ ★ ★ ★ ☆

モデルルームの住人設定が斬新!

※写真はイメージであり、
 実際のものとは異なります

間取りの分布はというと、南東と北西の角に約90m²の4LDKがあり、そのほか全体の8割は70m²台の3LDK、その内の7割が75m²以上のゆとりある部屋です。それに合わせて、モデルルームは90m²タイプと75m²タイプの2パターンあります。
75m²タイプは、多少のオプションを使っていますが、標準の部屋に近い3LDKで再現されていました。でも、驚いたのは、その部屋の使い方。通常の3LDKのモデルルームと言えば、リビングに続く部屋の仕切りを開け放し、ドーンとした開放感のあるリビングダイニング空間をつくって、あとは夫婦の寝室と子供部屋というのがお約束。でもここに子供部屋はなく、その代わりにこだわりのオーディオセットが置かれた、なんともカッコイイ旦那さまの趣味の部屋が作られていたのです。ということは、ここは夫婦二人で住む設定。なんて贅沢なDINKSの城でしょうか。家族向けの場合、明るめのリビングダイニングが作られるのが一般的ですが、ここはダークカラーでまとめられた家具と間接照明で、上質感あふれる大人の空間が出来上がっていました。
そして90m²の方はと言えば、これはもうオプションの嵐で標準4LDKの原形はとどめていません。もしこれを再現するとしたら、1000万円はゆうに超えそうです。ただ豪華にするのではなく、あくまでもシックに、上品にまとめられていました。ここに住んでいるのは、どんなお金持ちのシニアかと思っていたら、なんということか、ここに子供部屋があるではありませんか?!この素敵すぎるマンションの一室で勉強する子供…もう想像の域をはるかに超えています。

満足度 ★ ★ ★ ☆ ☆

目指すはアッパーミドル!

※写真はイメージであり、実際のものとは異なります

佃ブランドの中層マンション、なかなか個性ある物件でした。新築マンション、特に湾岸エリアのマンション価格は上昇の一途をたどっています。それを考えると、駅から徒歩3分の好立地が平米単価100万円強というのは、ある意味魅力的かもしれません。
営業担当の方はこの物件を買うのは普通のファミリーだと言っていましたが、モデルルーム見学を終えた私の率直な感想、それは、「ここは30代、40代のアッパーミドルが購入する物件だ!」ということ。都心にありながら充分な広さのある部屋、こんな部屋に住むために、富裕層とはいかないまでもアッパーミドルの30代になってやる!そんな野心が芽生える物件でもありました。

写真出典先:プレミスト佃二丁目|関東|東京都|ダイワハウスの分譲マンション
http://www.daiwahouse.co.jp/mansion/kanto/tokyo/tsukuda/design.html

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