最近のマンションの「三種の神器」-4

今回は現在のマンションの「三種の神器」である「ディスポーザー」「ペアーガラス」「タンクレストイレ」の最後の項目の「タンクレストイレ」についてのお話を致します。

何度も申し上げますが,現在マンションの「三種の神器」の項目はすべて入居後には設置不可能な物ですので,後で設置しようとしてもできませんので御注意下さい。

では今回は「タンクレストイレ」について御説明致します。

まず, 「タンクレストイレ」はどうして最近急に普及してきたかの理由をお話致します。

最大の理由は便器にタンクが付いていないので低めの形状で便所内の空間の広がりが演出でき「タンクレストイレ」そのもののデザインもセンスが良いからです。

また,「タンクレストイレ」の便器内の洗浄方式は旧来の便器と異なり便器内後方の脇より水道の圧力で水を出し便器内で「クルクル」と渦を巻いて洗浄する方式ですので洗浄時の音も静かなのです。

更に「タンクレストイレ」の良さは洗浄する為の水量が約6リットルと少なくて済みます。
ちなみに,旧来の「サイフォン洗浄型」の便器ですと大便を流すのには約13リットルの水量が必要でしたので水道代が安くて済み地球の「エコ」に貢献致します。

最後に「タンクレストイレ」は更に旧来の便器より長さが約13~16センチ短いので便所の奥行き方向の寸法が少なくて済みます。便所の奥行き方向の壁芯々寸法は最低1.3メートルあればよいのです。

さて,ここからは旧来の便器から「タンクレストイレ」へ変更した場合の問題点のお話を致しましょう。

「タンクレストイレ」は旧来の便器と違い便器の後に「手洗い器兼用のタンク」を背負っていないので,別の所に「手洗い器」の設置が必要なのです。

「手洗い器」を「タンクレストイレ」の前方の脇に設置致しますと,便所の中のワイド(間口)寸法がいままでの便器を設置した時よりも約15センチ程度広くしなければなりません。ワイドの壁芯々寸法で1~1.1メートル位必要になるのです。

旧来の便器から「タンクレストイレ」に変更するには便所の間口を広げる為に壁を移動して「手洗い器」を設置しなければならないので壁の位置変更や「手洗い器」専用の給排水の配管工事が必要になります。

以上の理由で入居後に旧来の便器を外して「タンクレストイレ」の設置はほとんど不可能に近いのです。

これからマンションを購入しようとしている方は現在のマンションの「三種の神器」である「ディスポーザー」「ペアーガラス」「タンクレストイレ」が設置されているマンションを購入する事をお薦め致します。

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