最近のマンションの「三種の神器」-2

前回は現在のマンションの「三種の神器」は「ディスポーザー」「ペアーガラス」と「タンクレストイレ」というところまでお話致しました。

また,現在のマンションの「三種の神器」はすべて入居後に設置不可能な物ですので,後で設置しようとしてもできませんので「ディスポーザー」「ペアーガラス」と「タンクレストイレ」が設置されている物件の購入をお奨め致します。

では今回は「ディスポーザー」について詳しく御説明致します。

まず,「ディスポーザー」とはどういう物かを御存知無い方に「ディスポーザー」の機能について御説明致します。

「ディスポーザー」とは台所の流し台のシンクの排水口に設置されておりまして,調理の野菜のクズや食器についた食材のクズ(生ゴミ)を水と一緒に粉砕して排水する設備です。

「ディスポーザー」を使用する時はまず「カラン」(蛇口)から水を出しそれから「生ゴミ」をシンクに捨て「ディスポーザー」の蓋を回しますとスイッチオンになり水と一緒に「生ゴミ」が粉砕され下水管に排水されていきます。

最近,あるメーカーの「ディスポーザー」は蓋を回してスイッチオンにすると自動的に水が「ディスポーザー」の中に給水され「カラン」からいちいち水を出さなくても良く使用者に配慮された物まで出てきました。

「ディスポーザー」は以前,私も使用した事が有り使い方さえ間違わなければとても便利な設備で生活必需品です。

臭いの強い「生ゴミ」をポリ袋に入れてゴミ置き場まで持って行く必要がないのです。

この「ディスポーザー」が付いていない場合はシンクの排水口に網カゴが付いてそこで「生ゴミ」を受けて生ゴミが直に排水されない様になっています。

では何故この「ディスポーザー」は入居後設置できないかと言いますと「ディスポーザー」をマンションの住戸へ設置する事は各地方自治体の下水道局が条件付きで認可しているからです。

その条件とは「ディスポーザー」から排出されました「粉砕された生ゴミ排水」を直接公共下水道管に流すのは「下水道法」で禁止されておりまして,「貯留槽」を経由して敷地外部の公共下水道管に流さなければならないという事です。

「ディスポーザー」が最初から標準設置(オプションでは無い)されているマンションは敷地のどこかに「貯留槽」を設けておりますが,そうでないマンションは「貯留槽」が無いので「ディスポーザー」を後付けできないのです。

ですので,戸建では未だにどの地方自治体の下水道局も「ディスポーザー」の設置は許可をしていません。

ついでに「ディスポーザー」の使い方の「ウンチク」を一言申し上げます。

「ディスポーザー」に「生ゴミ」を捨てる時には御飯粒と卵の殻を一緒に流しますと住戸内の「横引き排水管」が詰まり易くなりますので要注意です。

これは私が給排水設備設計者から聞いた話しの受け売りですが,御飯粒を「ディスポーザー」に入れて排出致しますと「糊状」になり,卵の殻を「ディスポーザー」に入れて排出致しますと「砂状」になります。

この「糊状」のものと「砂状」のものが一緒に排出されますと住戸内の「横引き排水管」に付着して固まり排水管の内径が細くなり排水が詰まり易くなるという事です。

マンションの住戸内の「横引き排水管」のメンテナンスは自己負担で修繕積立て金からは出ませんので上記の件は要注意です。

次回は「ペアーガラス」の必要性について御説明致します。

連載コラム

特集

もっと見る