最近のマンションの「三種の神器」-1

マンションで一番重要なのは売主の体質で,次に立地で,三番目に建物の内容です。

この建物の内容で一番重要なのは構造と計画で,次に重要なのが仕様と仕上げです。

仕様の中に色々な「付加価値」(グリコのオマケ)を付けプランの平凡な所をこれで補って競合他社との差別化を図って売っているのです。

この「グリコのおまけ」的な付加価値を売主や私達設計者はマンションの「三種の神器」(三種の代表的な必需品)と呼んでいます。

マンションには時代に依って「三種の神器」が変わっています。

20数年前のマンションの「三種の神器」は「システムキッチン」「オートロック」と「タイル貼りのユニットバス」でした。

10数年前のマンションの「三種の神器」は「温水床暖房」「暖房洗浄便座」に「自動追い焚き給湯器」でしたが現在,これらは設置されていて当然となりました。

トレンドとしては昔,高級マンションに設置されていた物が中級マンションにも設置され,どんどん中級マンションの仕様が「ボトムアップ」されている事です。

現在のマンションの「三種の神器」は「ディスポーザー」「ペアーガラス」と「タンクレストイレ」と言われています。

これからマンションを購入される方は今後何十年と住まうわけですから,現在の「三種の神器」が設置されている物件を選ばれる方が賢明かと思います。

数年前は「タンクレストイレ」でなく「24時間換気システム」がマンションの「三種の神器」の一つでしたが,平成15年6月の建築基準法改正で設置を義務付けられたので「三種の神器」から外されてしまいました。

平成15年6月建築基準法改正後に確認申請を提出して認可を受けたマンションには「24時間換気システム」は絶対に設置されているからです。

先程,申し上げた現在のマンションの「三種の神器」は入居後に設置不可能な物ですので,後で設置しようとしてもできません。

その理由について次回詳しく御説明致します。

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