100点満点の物件は無い-1

「現地同行」チェックや「購入相談」で依頼者からの質問でよく聞かれますのが「碓井さんがお薦めできる100点満点の物件を教えて下さい。」です。

マンションで100点満点の物件はこの30年間で1件(超高級マンション-数億円の億ション)だけ見た事がありますが,ファミリーマンションでは有りません。

マンションの評価は建物だけでは有りません。

一番大切なのは立地が良いかどうかです。次に売主の会社の体質が良いかどうかです。

この2点が悪ければ理由を申し上げて私はお薦め致しませんが「現地同行」や「購入相談」の依頼者の判断が許容範囲内で有れば評価を次の項目に進めています。

まず,立地はマンションを選ぶ場合には非常に重要です。「独断と偏見」で言わせて頂くなら,例えば最寄駅から「バス便」の場所はマンションを建てる立地とは私は評価できません。戸建の立地です。

私はマンションの立地は最寄駅から徒歩8分以内だと思っています。それより最寄駅から遠いマンションはマンションの大きなメリットで有る利便性に欠ける立地です。詳しくはこのコラムの64号を参照して下さい。

次に立地が良くても売主の会社の体質が悪ければやはり私はお薦め致しません。分譲マンションは購入後,何か問題が生じた時は売主と協議して改善してもらう訳ですから,売主の会社の体質がその時に反映されます。

立地が良く,売主の会社の体質が良ければ次はそのマンションを設計した設計事務所の良し悪しです。

設計事務所も医者や弁護士と同様に得意分野が有ります。マンション設計が得意な設計事務所ならば良いですが,例えば事務所ビルや商業ビルの設計が得意な設計事務所はあまりマンション設計は行っておりませんので私の評価は落ちます。

立地が良く,売主の会社の体質も良く,設計事務所の評価も良いとなると次のハードルは施工会社の体質の評価,それから販売価格の妥当性,最後に分譲物件そのものの評価です。

この続きは長くなりますので次回(#081)に判り易く御説明致します。お楽しみに!

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