レンジフードが空回りのチェック法

前回に引き続き素人の方がモデルルームでも物件の良し悪しを判断できる所を御説明いたします。

これから申し上げる所はモデルルームタイプ住戸と他のタイプ住戸とは共通仕様ですので是非チェックしてください。

まず,モデルルームへ入ったらキッチンに行きましょう。そしてコンロの上のレンジフードのスイッチをONして下さい。

そしてリビング・ダイニングルームの外壁側の吸気口を見て下さい。

その吸気口の直径が約10センチで1箇所しか無ければ問題ですので,「このレンジフードは給排気同時連動型ですか?」と販売員に尋ねましょう。

回答がそのレンジフードが給排気同時連動型で有れば問題はありません。このタイプのレンジフードはレンジフードに吸気と排気のダクトが2本付けられる様になっています。レンジフードをONすると強制的に排気致しますので室内の空気量が不足になりますから同時にもう1本のダクトより外気をレンジフード上部から取り入れて排気した分の空気(外気)を取り入れます。

処が,先ほども申し上げた様にリビング・ダイニングルームの外壁側に直径約10センチの吸気口が1ヶ所しか無くレンジフードも通常の排気専用タイプですと排気する空気量の方が吸気する空気量より多くなり直ぐに「空回り」状態になって臭気が抜けません。

但し,キッチンの天井に吸気口が設置してある場合はそこから外気を供給しますので問題は有りませんしそれが一番良い換気システムです。

話しは元に戻りますが,リビング・ダイニングルームの外壁側に直径約10センチの吸気口と,もう一つ直径約15センチの吸気口が設置されていれば及第です。

及第ですが両方の吸気口の開閉が手動式の場合はお薦めできません。

直径約15センチの大きい吸気口の開閉がレンジフード運転と連動型でないと調理時点でレンジフードをONする度にリビング・ダイニングルームの外壁側まで行きその大きな吸気口を手で開けなければならないのでとても不便です。
この大きな吸気口がレンジフード運転連動型でなく手動型ですと冬場に外気が入って寒いので入居者は閉めっ放しにしてしまい空気が入らないのでレンジフードが排気せずに空回りになってしまい臭気が抜けないのです。

平成15年6月に建築基準法が改正になり24時間換気システムが義務付けされましたが,吸気口が手動式のタイプですと冬場や夏場はほとんどの方がこの吸気口を開けていませんのでまともに室内換気していないのが実情です。

キッチンは調理時点でかなりの臭気が出ますし,ガスの燃焼した空気も排出しないと健康に良くありません。

顧客に配慮している売主は「給排気同時連動型レンジフード」を採用か,またはリビング・ダイニングルーム外壁側にレンジフード運転と連動して開く大きな吸気口を設置しています。

顧客無視の売主は手動型を採用していますのでこの点を見れば売主の企業姿勢が良く判ります。

連載コラム

特集

もっと見る