浴室の仕様で売主の質を判定

現在,新規の分譲マンション物件はモデルルームオープンラッシュです。

これからマンションを購入する人はなるべく多くのモデルルームを見て目を肥やして下さい。

ほとんどの方はモデルルームのタイプの住戸は購入されないと思いますので,購入予定住戸とは異なる所が多いのです。

そこで今回は,売主の質(レベル)が素人でも判る所を御説明致します。

浴室(UB-ユニットバス)を見て下さい。モデルルームは広い住戸ですので1ランク大きめのユニットバスを置いているケースが多いです。

モデルルームのユニットバスの大きさが1620(内法広さが1.6m×2.0m)の場合は,購入予定住戸も同じ大きさかを販売員に確認してみましょう。

住戸専有面積が70m2台の場合のユニットバスの大きさはほとんどが1418(内法広さが1.4m×1.8m)です。

さてここで,モデルルームの浴室に入ってチェックする所は4箇所です。

まず1番目は照明器具が2箇所有るかです。浴槽の前の壁のセンターに1個,洗い場の正面の壁のセンターに1個は必要です。

浴室は狭いので照明が1個と2個では空間の広さの感じが全く異なります。1個の場合は即帰りましょう。僅か原価3千円をケチっているのです。

2番目に見るところは浴槽の蓋(ふた)です。ビニールコーティングしてある「平らな板」の蓋が2~3枚有るのが正解です。蛇腹みたいな「くるくる巻き蓋」の場合はコストダウンしており早く傷みます。

3番目はシャワーホースの材質です。金属製のフレキシブルホースが正解です。ビニール製のホースは金属製の物と比べてかなり寿命が短いので「×(バツ)」です。

最後の4番目はシャワーバーが付いているかどうかです。
シャワーバーとはシャワーヘッドを引っ掛けるフックが自由に上下にスライドする棒です。
これが有るとシャワーヘッドの高さを好きな位置に移動できますし,傾ける事もできますのでとても便利です。これが無い場合は固定型シャワーフックが洗い場の正面の壁に上下2箇所設置されているだけです。固定型のシャワーフックはシャワーヘッドを引っ掛けるだけで傾ける事ができません。また,将来シャワーバーを設置したくてもユニットバスは不可能です。

以上の4点が浴室を見て素人の方が簡単に売主判定できる所です。
一流(大手とは限らない)の売主はこの4点セットは価格にかかわらずに実行しています。

ただ,ここで気を付けていただきたいのは,上記の4点セットが全て標準仕様か,オプション仕様かは絶対に確認して下さい。この4点セットすべて標準仕様にした場合でも1住戸(1浴室)当りの差額は原価で3~4万円のアップです。販売価格では原価×約1.4倍~2倍位ですから1住戸当りの差額はわずか約4~8万円のアップです。この様に生活上大切な所でわずかなコスト削減する売主は三流です。

再度申し上げますが,三流の売主ですとモデルルームの浴室内の上記4点セットは全てオプションの場合が多々有りますからその点の確認はしっかりと致しましょう。

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