4帖の部屋は寝るのみ

最近,1LDKや4LDKの住戸に4帖の洋室を良くみかけます。

不動産公正取引協議会ではマンションの1帖は1.62m2と規定しています。

4帖ですと6.48m2です。この6.48m2は壁芯々寸法ですから実際の使える内法(うちのり)の広さはもっと狭いのです。

4帖の部屋の一辺(間口)の長さが壁芯々寸法で2.1メートルと致しますともう一辺(奥行き)の長さは3.08メートルです。あくまでも壁芯々寸法ですので内法寸法を概算で算出致しますと約1.97m×約2.92mです。

この内法寸法の部屋ですとシングルベッド(1m×2m)1台配置致しましたら,机を置くのはほとんど不可能です。部屋の収納(クロゼット)扉の開閉が出来なくなります。

独房と同じでただ寝るだけの部屋になり小学生以上の子供部屋としてはほとんど使えません。

この処,販売坪単価が上昇していますので住戸を狭くして住戸価格を高くしない様にしている結果,この様な部屋が出現したのです。

特に1LDKで唯一の洋室(個室)が4帖では入居者があまりにも可哀相で,この様な住戸を平気で商品として売っている売主の会社の体質を疑います。

85m2で4LDK住戸の場合も4帖の洋室が作られます。4LDK住戸の広さは90m2以上ないとどの部屋も中途半端な部屋になりがちです。

この様に1LDKの洋室が4帖であったり,住戸専有面積が85m2位で4LDK住戸を商品として売っている売主は数字だけでマンションの商品企画を行っており購入者への配慮が欠けているケースが多いのです。

分譲マンションの販売図面集の中にこの様な住戸プランが有りましたらその売主の体質が良く判りますので,他の分譲マンション購入の検討を致しましょう。

連載コラム

特集

もっと見る