主寝室の床はカーペットの方が快適

前回はフローリングのお話を致しましたので,今回はカーペットのお話を致しましょう。

カーペットの種類は大きく分けて2種類あります。「ウィルトンカーペット」と「タフテッドカーペット」です。

「ウィルトンカーペット」とは簡単に申しますと,織物です。カーペットの下地の麻の様な布にカーペットの糸を織り込んで糸が抜けにくくしてあります。

「タフテッドカーペット」はカーペット下地の麻の様な布にカーペットの糸を差し込んで接着しているもので「ウィルトンカーペット」に比べて糸が抜け易いのです。

カーペットの糸も3種類有ります。「ウール」(純毛),「ナイロン」と「アクリル」です。

「ウール」が一番高価ですが肌触りも良く腰が強いのです。腰が強いと言う事は椅子や家具を置いておいて毛が寝てしまっても,湿気を与えてドライヤーで乾かすとほとんど元の様に毛(糸)が起きます。また,多少汚してもベンジンで根気良く拭けば取れます。

「ナイロン」の毛(糸)は「ウール」と同様に腰が強いのですが,肌触りが「イマイチ」です。
「ナイロン」は主に靴をはいたまま歩く所の床に用います。

「アクリル」は毛(糸)の腰が弱く2~3年で寝てしまいます。一番安価ですので4~5年で交換するのが良いと思います。

さて,最近大手一流ディベロッパーでは「高級マンション」の「主寝室」の床はほとんど「カーペット」で仕上げています。「高級マンション」でない「ファミリーマンション」ではオプションで用意しています。

やっと,カーペットの良さに気付いた感が有ります。

「主寝室」は一日の疲れを癒し休む部屋です。「フローリング」ですとまず見た目で柔らかさが感じられません。また「カーペット」よりも硬いので歩行感に癒される効果が有りません。

ある著名な建築家が昔,「床が固いと疲れるので住宅の床は柔らかい素材を使った方が良い。」と言われていましたが,私も同感です。

「風呂」や「シャワー」を浴びて「主寝室」に入った時に床が「カーペット」ですと何か「ホッ」とします。

「ベッド」の足がカーペットの上にあれば,たまに「ベッド」で愛を確かめあった時「ベッド」が揺れても床鳴りはほとんど起こしませんし,「声」等の音も「カーペット」が吸収してくれます。

「フローリング」一辺倒にならずに「主寝室」の床は「カーペット」をお薦め致します。

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