嵌め殺し窓ガラス外側の清掃への配慮。

今回は「嵌め殺し窓」についてのお話を致しましょう。

「嵌め殺し窓」とは簡単に説明すると開閉しない窓の事です。最近はFIX窓と言っています。

マンションの販売図面集の中の住戸プラン(間取り図)を開いて下さい。その中に窓の図が有ります。そこにFIXと書いてありますと「嵌め殺し窓」で開閉致しません。

最近のマンションのリビング・ダイニングの窓の一部に多く使用されています。特に高級マンションになるとリビング・ダイニングだけではなく洋室にも使用されているケースが多いのです。

この「嵌め殺し窓」が大きいと部屋の広がりを演出できますし,外から見た外観も良いので「デザイナーズ・マンション」では数多く使われています。

オフィスビルの窓はほとんど「嵌め殺し窓」で開閉できませんし,完全空調されていますので開閉する必要も有りません。
ですから総ガラス貼りのオフィスビルは見た目も綺麗なのです。

人が住むマンションや住宅に「嵌め殺し窓」を多用する事は私は反対の立場です。

冷暖房していない春や秋は窓をなるべく開けて通風を良くして生活する方が人間の健康に良いからです。

「嵌め殺し窓」のガラス外側の清掃の問題があります。この窓の外にバルコニーやエアコン屋外機置き場があればそちら側からガラス外面が清掃できます。

処が,「嵌め殺し窓」の外側に何も無いと入居者は一生ガラスの外側は清掃できません。プロの清掃屋さんに頼むしか有りません。

この事は最近多いバルコニーの手摺壁にガラスを採用しているマンションも同様です。バルコニーの手摺の高さは建築基準法で1.1メートル以上と規定されています。

通常マンションのバルコニーの手摺の高さは1.15~1.2メートル有ります。この高さの手摺の壁がガラスですと素人がガラスの外側を清掃するのは自殺行為です。
マンションのモデルルームに行ってバルコニーの手摺壁がガラスであったり,外側にバルコニー等が無い窓が「嵌め殺し窓」(FIX窓)でありましたら,すかさず販売員の方に質問して下さい。

「このバルコニーの手摺壁のガラスの外側の清掃はどうするのですか?また嵌め殺し窓ガラスの外側の清掃もどうするのですか?」って聞けば良いのです。

一流の売主は1年に4回,プロに清掃させる様に最初から管理費に計上していますと優等生的回答が返ってきます。

ガラスの外側が汚れますと室内から見ると見苦しいので最低でも1年に4回(3ヶ月に1回)は清掃して欲しいものです。

三流の売主の回答は「御入居されてから管理組合でどうするか決めて下さい。」です。その代わり毎月の管理費がほんのわずか安く設定してあります。

この様なところでも一流の売主か三流の売主かが判断できます。

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