2016年に販売された新規分譲マンションについて-3

今回コラム552号は『 2016年に販売された新規分譲マンションについて-3 』になります。

2016年に新規分譲されたマンションの建築に関する顕著な傾向の内の3つ目に関してのお話しを致します。

今回もまた,いつもの私の独断と偏見で大雑把な見解を申し上げます。

昨年の2016年に供給された,タワー状でない高さ60m以内の分譲マンションでほとんどの住戸プランが,この約30年間ほとんど進歩していない事です。

俗に言う「 田の字型 」住戸プランが多いのです。

「 田の字型 」住戸プランに関しては,2005年にこのコラム7号と9号に分かり易く御説明していますので,そちらを御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/7
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/9

2016年に供給された「 田の字型 」住戸プランの間取りは,この約30年間ほとんど向上してないと思います。

事業主( 売主 )にとっては,専有面積( 売り面積 )が多く確保でき,合理的な住戸プランですが,購入者( 入居者 )にとっては「 住まい 」としての住空間に於いて潤いの無い住戸になっています。

しかし,昨年( 2016年 )に供給された新規分譲マンションは販売価格( 販売坪当り単価 )が高騰し「 田の字型 」住戸プランを厚化粧致しまして,住戸内の仕上げ( 仕様では無い )のみは若干良くなっていると感じられました。

私は建築家( 設計者 )として,20年以上前より分譲マンションの住戸プランに「 センターイン型 」を取り入れてきました。

ちなみに「 センターイン型 」住戸プランに関しては,2006年にこのコラム104号で御説明していますので,そちらを御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/104

更に詳しく「 センターイン型 」住戸プランを具体的に御知りになりたい方は,自画自賛になり申し訳ございませんが,小生が昨年( 2016年)に上梓致しました拙書「 一流マンションはここがスゴい  2016版( エクスナレッジ社 ) 」の中での項目「 良い間取りの工夫にはどんなものがあるか? 」( 158ページ )で図面を付けて分かり易く御説明しております。

御購入戴き,御笑読して戴ければ幸いです。下記URLで購入できます。

http://www.amazon.co.jp/dp/4767820952/

私は2016年に於いて,多くの新規分譲マンションのHPを開け住戸プランをチェックしていますが「 センターイン型 」住戸や「 2戸1エレベーター型 」プランにはほとんどお目にかかっていません。

建築家の端くれである私が願う事は,2017年以降に於いて分譲マンション業界が本当に進歩する為には「 田の字型 」住戸プランの供給を少なくして「 センターイン型 」住戸プランを多くし,マンション住戸を潤いの有る住空間の有る「 住まい 」にすべきではないかと思いますが,如何でしょうか…。

皆様の御意見を戴ければ幸いです。


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http://www.sumai-surfin.com/service/usui-office/index.html

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