2016年に販売された新規分譲マンションについて-1

今回は2016年に於いて最後のコラムです。

本年も私のコラムを御笑読戴き感謝致します。

さて,今回のコラムは今年販売されました新規分譲マンションで建築に関する顕著な傾向の内の1つに関してのお話しを致します。

今回も,いつもの私の独断と偏見で大雑把な見解を申し上げます。

今年販売されました新規分譲マンションの建築に関する顕著な傾向の1つとは,建物の高さが60m以内の「 ファミリーマンション 」に於ける構造躯体での工事費用の大幅な削減です。

尚「 ファミリーマンション 」とは「 高級マンション」及び「 高額マンション 」とは異なります。

「 高級マンション」及び「 高額マンション 」の違いに関してはこのコラム129号『 「高級マンション」と「高額マンション」の違い。 』で解説しております。

そちらを御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/129

前置きはこのくらいに致しまして,2016年に販売された,建物の高さが60m以内の「 ファミリーマンション 」に於ける構造躯体費用の大幅な削減を具体的に申し上げます。

それは,住戸のバルコニー側及び外廊下側の外壁がダブル( 複列 )配筋の鉄筋コンクリート壁では無いという事です。

この件に関しましてはこのコラムの13号『 マンションの外壁はダブル( 複列 )配筋のコンクリート壁が良い。 』57号『 構造費用を安くしている見分け方。 』等と多くの号で申し上げています。

特に最近ではこのコラム545号 『 外壁が「 ALC版 」なのをHPで正当だと謳っている物件は…? 』では明らかに外壁全てがダブル( 複列 )配筋の鉄筋コンクリート壁が良いと,分かり易く解説致しておりますので,そちらをよく御覧下さい。

上記3つのコラムのURLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/13
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/57
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/545

この3つのコラムに共通して該当致します物件は超大手ディベロッパーが事業主で,大手ゼネコンが施工している物件に多々見受けられます。

逆に事業主が準大手ディベロッパー及び中堅ディベロッパーで,準大手ゼネコンが施工の場合は顧客に配慮して,しっかりと外壁全てがダブル配筋の鉄筋コンクリート造である傾向が強いのです。

不思議な傾向ですね…。

私の推測では,分譲マンション業界では大きい会社程,建物の建築的に大切な個所で顧客に見えない所は費用をかけずに,ブランドの力で売ってしまおう…という,良くない傾向に陥っているのではないかと思われます。

事業主のブランド力が小さい準大手ディベロッパー及び中堅ディベロッパーと準大手ゼネコン等には,今後も購入者に配慮の有る分譲マンションを供給する様に頑張って欲しいと願っております。

その様な良心的な物件は来年から積極的にこのコラムで御紹介したいと思います。

新規分譲マンションでの建築に関する顕著な傾向の次の項目は,次回「 良識あるマンション指南 」551号で申し上げます。

皆様良い御年をお迎え下さい。


次回このコラム551号は来年2017年1月11日( 第2水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。


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