分譲マンション購入は「 事業主 」の会社の検討も大切では…。

今回は,先日の10月14日のメディアにて分譲マンションの「 大規模修繕工事 」に於いて死亡事故のニュースがございましたのでその件に関しての御説明を致します。

まずは,お亡くなりになりました方のご冥福をお祈り申し上げます。

死亡事故が発生しました場所は港区六本木で,被害に遭われた方は「 大規模修繕工事 」を行っていた分譲マンションの前面道路を歩いていた工事には関係無い歩行者の方です。

その分譲マンションの大雑把な概要は2002年に竣工し住戸数は30戸強( 1K~1LDK )で,建物の構造は鉄骨鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建てです。

写真を見ますと,地上1階~2階は店舗及び事務所が入居していると思われます。

私の想像ですが住戸タイプが1K~1LDKのみですので,この物件は投資家向けの分譲マンションと思われます。

さて,いつもの私の独断と偏見で申し上げますと事業主( 売主 )がチョットネ…です。

この事業主と販売会社と管理会社が同じ系列の会社なのです。

この「 大規模修繕工事 」の元請は事業主の系列会社で実際に工事をしているのは下請会社でした。

事故の内容を簡単に申し上げますと「 大規模修繕工事 」がほぼ終了し,足場解体の時,地上高さ約30m強のところより,足場の仮設パイプを下に降ろす時に束ねてロープを付け降ろすのが通常のやり方ですが,そのまま仮設パイプ1本,ロープを付けずに下に落としまして,前面道路を歩行していた被害者の頭に刺さり死亡事故になりました。

この事故は業務上過失致死扱いになりましたが,通常の危機管理意識を持った現場管理者や職人が足場解体をしていれば,仮設資材を降ろす時には仮設パイプ数本を束ねロープに結んで行っていると思います。

しかし,残念ながらこの事業主及び系列会社の「 大規模修繕工事 」元請会社の社員教育が徹底しておらず,工事管理者及び下請の職人の質も良くないと思われますので,この様な事故が起きてしまったと思います。

結論を先に申し上げれば事業主が良ければ系列会社も大抵は良いのです。

ここで最低限,事業主の会社内容が素人の方でも分かりますのが,事業主の加盟協会・加盟団体だと思います。

具体的に申し上げますと,購入検討しています分譲マンションの事業主の会社のHPを見て下さい。

このHPの会社概要を開きますと「 加盟協会・加盟団体 」の欄が有りますので,そこに事業主の会社が加盟しています協会・団体が表示されています。

この欄の中に「 一般社団法人 不動産協会 」が書いてあり,事業主がそこに加盟していれば系列会社も安心できると思います。

今回事故を起こしました分譲マンションの事業主のHPを見ましたが「 一般社団法人 不動産協会 」には加盟しておりませんでした。

「 一般社団法人 不動産協会 」に加盟するにはかなり難しいと言われています。

ちなみに「 一般社団法人 不動産協会 」のHPを御覧下さい。会員会社名が載っています。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

http://www.fdk.or.jp/index.html

この様な事故が起きますと,投資目的で購入されたマンションが「 事故物件 」として扱われて資産価値が落ちてしまいますので必見の価値が有るのでは…と思います。

最後に「 一般社団法人 不動産協会 」は「 公益社団法人 全日本不動産協会 」と混同されるので間違わない様にして下さい。


次回このコラム547号は11月9日( 第2水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。


----------------------------------------------
◇ 碓井建築オフィスによるサービスはこちらから
マンション購入相談/モデルルーム・現地同行チェック/内覧会立会い
http://www.sumai-surfin.com/service/usui-office/index.html

連載コラム

特集

もっと見る