頻繁に発生している「 子供の転落事故 」に関して…。

この約1ヶ月強の間に複数のメディアがマンション等に於いて「 子供の転落事故 」の報道が頻繁に有りましたので,今回コラムではこの件に関してのお話しを致します。

我々良識ある建築家はマンション設計を行う時点には「 子供の転落事故 」が起きると想定される場所に関して充分配慮を致しております。

そのマンション等で「 子供の転落事故 」が起きると想定される場所は大まかに3か所有ります。

まず「 子供の転落事故 」が一番多い場所は,住戸内の腰窓( 窓の下端が大人の腰ぐらいの高さの窓 )で,且つその腰窓が引違い形式で,外に「 バルコニー 」や「 エアコン屋外機置き場 」等が無いケースです。

この場合は窓に「 鍵付き開口制限ストッパー 」を設置し,窓が約10センチ以上開かない様にすれば「 子供の転落事故 」は防げます。上記の鍵付きと言うのが大切です。

そして設計図書の「 特記仕様書 」と「 建具表 」に『 特記なき限り,全ての窓には「 鍵付き開口制限ストッパー 」を設置の事 』と記入すれば良いのです。

ちなみに,この件に関してはこのコラム537号『 「 子供の転落事故 」防止対策とは…。 』で詳しく述べていますので,そちらも御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/537


「 鍵付き開口制限ストッパー 」とは2013年にダイヤモンド社より上梓しました拙書「 新版・マンションはこうして選びなさい 」に簡単なスケッチと共にコメントを掲載しています。PDFで抜粋しましたのでクリックして御覧下さい。URLは以下です。

https://www.sumai-surfin.com/service/usui-office/images/column544.pdf

「 新版・マンションはこうして選びなさい 」はこちらから

https://www.amazon.co.jp/dp/4478023794


次にマンション等で2番目に多く「 子供の転落事故 」が発生致します場所は「 バルコニー 」です。

「 バルコニー 」の手摺壁等に子供の「 足がかり 」となる開口部,突起部分や隙間は「 子供の転落事故 」の原因になります。

この件に関しましては,このコラム528号『 「 子供の転落事故 」に要注意 』に詳しく書いていますのでそちらを御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/528

3番目に「 子供の転落事故 」が発生致します場所は「 外廊下 」です。

外廊下の手摺壁の形状が子供の「 足がかり 」となる開口部や突起物等が有りますと,とても危険です。

この外廊下手摺壁の開口部や突起物等に子供が足をかけて,勢いよくよじ登りますと手摺壁を越えて落下し「 子供の転落事故 」になってしまいます。

良識ある建築家で,マンション設計の経験が豊富ですと,この様な設計はまず致しません。

処が,一時流行った「 デザイナーズ・マンション 」に於いては,有名建築家が外観優先のマンション設計で上記3項目への配慮が不足し「 子供の転落事故 」が発生していると聞き及んでいます。

私共建築家は分譲マンション設計の時点では「 安全性 」を最優先にし,そして「 商品 」を作りそれから「 作品 」にしなさいと,過去に先輩から強く言われました。

どうも最近の建築家( 自称 )は「 作品 」作りが最優先だと見受けられますので,今後新規分譲マンションや中古マンションを購入予定の方で御子様がいらっしゃる方は,最低でも上記3項目は確認して下さい。

一度失った子供の命は二度と戻ってきませんので,このコラムを良くお読みになり安全なマンションを御購入戴ければ幸いと存じます。


次回このコラム545号は10月12日( 第2水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。


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