第二の姉歯への対処指南

第二の「姉歯」が浮上してきている様です。今回の事件は氷山の一角だと思いましたので当然次々と出てくるとは予想はしていましたがこの様に早く第二の「姉歯」が浮上してくるとは予期していませんでした。

週刊誌の記者が証拠(裏付け)を取ろうと私の所に度々電話でコメントを求めてきています。

この第二の「姉歯」をZ社と呼びましょう。Z社は私の調査に依りますとかなり黒に近いグレーです。この会社を国土交通省が本気になって調べたら被害は「姉歯」の何十倍です。

建築設計事務所の中の構造設計専門事務所ではかなりの規模の事務所です。中堅の建築設計事務所の構造設計部分や準大手建設会社・構造設計部の下請けをも多く行っています。

私はZ社が「姉歯」の様な事を行っているのではと言う事は昔,小耳に挟んだ事があります。
早速,私の友人が大手設計事務所の構造設計部長をしていますのでヒアリングして参りました。

大手設計事務所A社の構造設計部長をしています私の友人にこのZ社を下請けに使った事が有るかを聞きました。回答はYESです。理由はマンション設計の時にクライアント(事業主)から構造設計はこのZ社を使って欲しいと圧力をかけられたそうです。そしてそのZ社に構造設計を下請けとして依頼した処,かなり不安な構造設計をしたので私の友人が大部分の修正を求めて直させたそうです。当然,将来構造体に何か問題が発生すれば設計の元請けである私の友人の大手設計事務所A社の責任になるからです。

更に10人位の規模の設計事務所の所長をしている友人にも聞きました処,上記と同じ事業主のマンションの設計を受注した時に要請されてZ社と仕事をしたそうです。この友人はZ社の噂を聞いていたので,構造設計は分離して受注しなかったそうです。そうすれば構造体の設計責任は回避できるからです。

このZ社に構造設計を行わせる様に要請する事業主の会社の体質は今回の「ヒューザー」の体質ととても良く似ています。

あくまでも噂ですが,あの「日本ERI」でも建築確認申請で構造設計をZ社が行っているものは審査を通さないそうです。

今後このZ社が国土交通省の手に依って調査されるか「うやむや」にされるかが見ものです。

今回の「姉歯」事件には国会議員が絡んでいるかもしれないと言う噂がありますのでこの件だけで「幕引き」になるのではないかと心配です。

現在,丁度内覧会シーズンなので既に購入契約をした方は内覧会が終了した後に売主に購入契約をしたマンションの確認申請に提出した「構造計算書」と「構造設計図」を第三者機関に審査請求をした方が安心です。

第三者機関とは「株式会社」等,営利を目的とした会社ではなく「社団法人」や「財団法人」です。中立の立場の団体ですのでそこの審査でもし「黒」と判定されれば解約可能であると思います。

国土交通省のホームページでは「社団法人日本建築構造技術者協会」を推薦しております。

是非,売主に「社団法人日本建築構造技術者協会」の審査を受けて貰う様に要請する事をお勧め致します。

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