「 子供の転落事故 」防止対策とは…。

今回はマンション等に於いて「 子供の転落事故 」防止対策に関してのお話しを致します。

先日「 東京消防庁 」の発表に依りますと2011年~2015年までの5年間で「 東京消防庁 」管轄下に於いて114人の子供さんが,高層マンションなどのベランダや窓から転落して,救急搬送されたとの事です。

「 東京消防庁 」の管轄下ですので日本全国ではかなりの数の「 子供の転落事故 」が起きていると想像致します。

マンション等に於いて「 子供の転落事故 」には大きく分けて2種類有ります。

まず一番目は最近増加致しました,マンションの窓からの転落事故です。

最近の分譲マンションは外観のデザイン優先で住戸洋室等の腰窓( 窓下端の腰壁の高さが床より約65センチ上の窓 )が直接外部に面し,とても危険です。

ちなみに,この様な外観デザイン優先のマンションのバルコニー形状は外壁を凹ませた俗称「 ベイバルコニー 」が設置され,主に火災等の避難用のものです。

この様なマンションの住戸腰窓は床面から1.1メートル以上の高さ位置に御子様や高齢者等の転落防止用のバー( 横棒 )を設置する様に義務付けられています。

しかし,入居者の多くの方々がこの様な窓の下にベッドやソファー等の家具を置いています。
そのベッド等の上で子供が跳びはねて,窓が開いていましたら「 子供の転落事故 」が発生致します。

この様な外部に直接面した腰窓からの「 子供の転落事故 」防止対策を私の独断と偏見で申し上げます。

まず,窓の開き寸法を通常時は10センチ以上にできない様にする事です。
窓ガラス清掃時のみ窓が大きく開く様にすべきだと思います。

具体的にはサッシュメーカーが作成しています「 鍵付き開度ストッパー 」を腰窓のサッシュに設置する事です。

更に詳しく御説明致しますと,引違い窓の場合では左側窓枠( 外側枠 )の住戸内側の枠面に窓を10センチ開いた場所に「 ストッパー 」が当たって,それ以上開かない位置に「 鍵付き開度ストッパー 」を設置する事です。

そして,常に鍵を用いて「 ストッパー 」が枠面よりとび出し,窓がいつもは10センチ以上開かない様にするの事なのです。

この「 鍵付き開度ストッパー 」は鍵がないと操作できないのがミソです。

鍵無しの開度ストッパーでは子供が勝手にストッパーを解除し,腰窓を大きく開く可能性が高く「 子供の転落事故 」につながり易いのです。

乳幼児がいらっしゃって,これからマンションを購入される方は購入される前に上記の件の確認を充分に行って下さい。

二番目の「 子供の転落事故 」はバルコニーで発生致します。

この件に関してはこのコラム528号『 「 子供の転落事故 」に要注意。 』で詳しく述べていますのでそちらを御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/528

次回,このコラム538号は6月22日( 第4水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。


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