「 レンジフード 」の排気方向は…。

このたびの熊本地震により,被害にあわれた皆さまには心よりお見舞い申し上げます 。

この「 熊本大震災 」は未だ続いています。

ですので,私の「 熊本大震災 」の見解は次回5月11日( 第2水曜日 )にこのコラムで申し上げます。

前置きが長くなって申し訳ございません。

さて今回コラム534号の本題であります『 「 レンジフード 」の排気方向は… 』の御説明をさせて戴きます。

通常,高さ60メートル以内で18階建てまでの版状型で外廊下形式のマンションは住戸プランが,俗に言う「 田の字型 」です。

この「 田の字型 」住戸プランの場合,キッチン等水周りは住戸の中央部分に有ります。

ですので,キッチンコンロ上部「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向は外廊下側が正解です。

例えキッチンがメインバルコニー側に設置されていましても,「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向は外廊下側にするべきです。

過去に私が在籍していました,設計事務所の空調換気設備設計部長が上記の場合は「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向はメインバルコニー側に設置する方が排気効率は良いと言ってきました。

処が,私は「 レンジフード 」のメーカーに排気能力の高いファンの仕様にしてもらいますので空調換気設備設計部長より指示して戴き「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向を外廊下側で容認してもらった経験が有ります。

「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向を外廊下側にする理由を申し上げます。

「 レンジフード 」の排気ダクトの排気方向をメインバルコニー側に排気致しますと,左右の住戸や下階の住戸の調理の臭気が入ってきます。

特にメインバルコニー側のLDの窓を閉めていましても,24時間換気システムの外気給気口から隣戸等の調理の臭気が侵入し,嫌な思いを致します。

それならば,24時間換気システムの外気給気口を閉じてしまえば良いと言う方がいらっしゃいますが,住戸内の気圧がかなり下がり「 高気密 」のマンションではお奨めできません。

まして,春や秋等エアコンを使用しない時期にはLDの窓は開けたいのではないかと思います。

しかし,最近の良心的な分譲マンションに於いては,24時間換気システムの外気給気口だけでなく,住戸内の気圧が下がると自動的に外気を取り入れる「 負圧式給気口 」がメインバルコニー側に設置されていますので,そこから他住戸の調理の臭気が侵入いたします。

ですので,高さ60メートル以内の外廊下型マンションを購入しようとされている料理好きの方はレンジフードの排気方向が外廊下側になっている事を確かめた方が賢明だと思います。

尚,高さ60メートル以上で約18階建て以上の「 タワーマンション 」の住戸の排気は全てメインバルコニー側になってしまいますので要注意です。

これらにお住まいの方々は臭気の強い調理は他住戸に迷惑がかかります。「 共同住宅 」ですので自粛するしかございません。

以上の内容は,長年分譲マンションの設計及び工事監理を経験致しました私の独断と偏見ですので反論の有る方は「 住まいサーフィン 」の「 ご不明な点のお問い合わせはこちら 」よりメールを戴ければ幸いです。URLは以下です。

https://www.sumai-surfin.com/service/usui-office/

次回このコラム535号は5月11日( 第2水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。

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