2015年のマンション業界の傾向は…。

皆様,新年おめでとうございます。

本年もこのコラムの御笑読をよろしくお願い申し上げます。

さて,2015年のマンション業界の傾向を私の独断と偏見で申し上げます。

私の予想としては大きく3つの事柄が顕著になると思います。

まず一つ目は「 高齢化社会 」へ対応が重要になります。俗に言われています 「 サービス付き高齢者向き住宅 」( サ高住 )が増加すると思います。

「 サ高住 」とは簡単に御説明致しますと,高齢者の居住の安定を確保することを目的とし,バリアフリー構造等を有し,介護・医療と連携し高齢者を支援するサービスを提供する住宅( 住戸 )の事です。

「 サ高住 」のマンションは入居時の費用や入居してからの費用がかなり掛かります。

先日,ある超大手ディベロッパーが「 サ高住 」の賃貸マンションを完成し昨年12月より入居者募集を開始いたしました。その「 サ高住 」マンションの入居者が支払う毎月の賃料,管理費,諸々のサービス料や食費を総計致しますと1人入居で最低で約25万円かかります。1年で最低300万円です。例えば入居後15年で他界致しますと4,500万円かかるのです。これではチョットね…です。

この辺の費用の半分位を国が負担する制度を充実させませんと,平均寿命が年々長くなっていますので,庶民は入居できませんので何らかの対策を考慮して欲しいと思います。

分譲マンションに於いては共用部分や住戸内の「 バリアフリー 」の徹底化等を図っていくと思われます。

二つ目は「 環境配慮 」への対策が施されたマンションが増えると思います。俗に言う「 エコ対策 」です。

「 エコ対策 」とは大雑把に申し上げますと,高断熱,高気密仕様で「 冷暖房 」等で電気をあまり使用せずに,ランニングコストを下げ快適に暮らせるマンションの事です。また太陽光発電パネルを屋上だけでなく,バルコニーの手摺壁等にも設置し,共用部分の照明等を賄える様にするマンションが増えてくると期待しています。これらはCO2の削減におおいに寄与いたしますので…。

また,「 エコジョーズ 」等の更なる改良でエネルギー消費が少なくなる給湯システムを設置された機器の普及が発達すると思います。

ちなみに,私は貯湯式タイプの給湯システムは給湯の圧力がイマイチで,機器等の設置場所がかなり必要なのでお奨め致しません。更に機器等のデザインが住まい向きでは無いので更なる改良をして欲しいと思います。

三つ目は中古マンションを準大手ディベロッパー等が購入し,リノベーションして販売するケースが増えると思います。

日本全国で現在280万戸も空き家や空き室があるのですから,もはや準大手ディベロッパーはリスクの高い新規分譲マンション事業を行うより,リスクの少ない中古マンションを購入し,リノベーションして販売する事業を積極的に行っていくと予想しています。

この事に依り,新規分譲マンションの供給は超大手や大手ディベロッパーは資金力が有りますので,リスクをものともせずに行い,準大手や中堅ディベロッパーは資金が少なくて済む中古マンションの購入をして,リノベーションし販売する事業を主に積極的に行うのではないかと思います。これによって,マンション業界内での棲み分けが始まると思います。

もうどの産業も弱肉強食の時代に入っている状況だと思いますので…。

以上,簡単ですが私の2015年のマンション業界の傾向だと予想致しています。

本年も「 良識あるマンション 」に関するコラムを書き続けますので,よく御覧戴いてマンション購入の参考にして戴ければ幸いと存じます。

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