「 内覧会同行 」チェックでの理論矛盾-1

今回は「 内覧会同行 」チェックに際して住戸に関する大きな理論矛盾が2つ有りましたので,まずその1つを御説明致します。

詳しく御説明致しますと,今回「内覧会同行」チェックしました住戸の洗面化粧台に設置されていました水栓が理論矛盾を起こしていました。

この住戸の洗面化粧台に設置されていました水栓をチェック致しましたら,カウンターに直に設置されていまして,水栓自体が自由に水平に回ってしまい,吐水口の位置がカウンターの下に設置されています陶器製の洗面器の外に出てしまうのです。

しかし,キッチンセットのシンクに設置されています水栓の吐水口の首振り角度はシンク内でキチンと納まっていました。

ちなみに,この件に関しては手前味噌で自画自賛になりますが,6~7年前頃から行った分譲マンションの「 内覧会同行 」チェックでキッチンセットのシンクに設置されています水栓の吐水口の首振り角度がシンク外になり, 吐水口の首振り角度を開度調整器でシンク内に納める様,常に是正修正指摘事項にしておりました。またこのコラムの110号『 キッチン水栓の配慮不足に要注意。 』で警鐘を鳴らしました。URLは以下です。
 https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/110

その甲斐が有って2~3年前よりこのキッチン水栓の件は、ほとんどの新規分譲マンションで解決しております。

しかし,洗面化粧台の水栓の吐水口の首振り角度に関しては明らかに理論矛盾です。洗面化粧台の水栓の吐水口を幼児等が洗面器の外に向けましたら,下階の住戸は水浸しになります。

私に「 内覧会同行 」チェックを依頼された方もこの件に関しては許容できない…と申しておりました。

この事を「 内覧会 」で売主の方にお話ししまして,洗面化粧台水栓の吐水口の首振り角度を開度調整器で洗面器内に納める様に是正修正指摘事項としてお願い致しました。

そう言いましたら,洗面化粧台底板「 点検口 」下のスラブ上に「 水漏れ感知器 」が有るので問題ありませんとの回答でした。

この洗面化粧台底板「 点検口 」の下のスラブ上に「 水漏れ感知器 」が設置されていましたのは,既にチェックしておりましたが簡易型なので疑問視しておりました。

それは「 内覧会 」チェック時に「 水漏れ感知器 」の底面を濡らし警告音を発してもらい,洗面化粧台底板「 点検口 」と洗面化粧台扉を塞ぎ,洗面室の扉を閉めましたらほとんど警告音は聞こえませんでした。リビング・ダイニングで聞きましたら, 洗面化粧台底板「 点検口 」下のスラブ上に置かれた「 水漏れ感知器 」の警告音は全く聞こえませんでした。

その事も伝え,洗面化粧台水栓の吐水口の首振り角度を開度調整器で洗面器内に納める様に強く要請致しました。処が,売主の回答は多くのディベロッパーの常套句であります「 モデルルーム通りですので修正はできません。 」でした。

私は仕事にかけては頑固なので「 モデルルーム完成時に検討会を行わなかったのですか?住戸内の水栓機器に関して理論矛盾を起こしているのではないのですか…。御社の様な超大手ディベロッパーが三流ディベロッパーと同じ回答では購入者の方は納得できないと言っています。購入者は貴方( 販売員 )と売買契約したのではなく,御社と売買契約したのですから,洗面化粧台水栓の吐水口の首振り角度を開度調整器で洗面器内に納める様にして戴くか,もしそれが出来ずに不可能な場合は不可能な理由と住戸内の水栓機器の理論矛盾の理由を素人でも分かる様,明確に御社の用紙に回答を書いて売買契約書に押印されたのと同じ印鑑を押印して購入者に提出してください。 」と売主の方に申し上げました。

私の要求に対しての売主の責任者の回答は「 約束できません。 」の一点張りでした。

7千万円以上もする住戸の購入者は呆れていました。このマンションの売主である有名な超大手ディベロッパーの物件責任者の回答でしたので,私もびっくり致しました。

私は前向きな回答を期待していましたし,未だに回答が無い様ですので納得ができません。

この超大手ディベロッパーに一流という自負が有るのでしたら,速やかに改修して戴きたいと思います。

次回はこのコラム505号で,更にこのマンション住戸の理論矛盾-2を御説明致します。

次回,コラム505号は12月24日( 水 )クリスマスイヴに更新致しますのでお楽しみに…。

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