トイレを見れば設計者の力量がわかる-2

前回に引き続き今回もトイレのお話を致しましょう。

トイレの設計を居住者の立場に立って肌理(きめ)細やかく設計された建物は細部にわたって配慮がなされているのです。そういう観点でお読み下さい。

分譲マンションのモデルルームは住戸の大きいタイプをモデルルームとしていますのでモデルルーム住戸のトイレも広いですが一応便器の先端から正面の壁又は扉のレバーハンドルの所までの距離を測って下さい。

55センチ以上有れば「可」で,60センチ以上有れば「優」です。何故かと言いますと,身長165センチ以上の男子の場合,排便後お尻を拭く時に前方に腰を浮かせますので55センチ以下ですと前の壁か或いは扉のレバーハンドルに頭をぶつけて痛い思いを致します。

ここで注意をして頂きたいのが貴方達が購入するのはほとんどの方がモデルルームの住戸タイプでは無いという事です。販売会社から渡された図面集の中の購入予定住戸のトイレを見て測って下さい。住戸プランの縮尺が1/80ならば便器と正面の壁まで図上で7ミリ以上あれば合格です。(7mm×80倍=560mm=56cm)

トイレは皆様意外と良く見ないで購入していますが,毎日絶対に使用する所だけに十分チェックしてください。毎日,御主人や中学生以上の子供が便所内で頭をぶつけていたら毎月の「ローン」支払いも頭にきますよね。

次回も引き続きトイレのお話をいたしますので楽しみにして下さい。

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