「 L型洗面化粧台 」は…2

今回も前回の続きで財閥系ディベロッパーの1社が開発致しました「 L型洗面化粧台 」に関してのお話しです。

前回のおさらいをザッと致します。前回では「 L型洗面化粧台 」が通常の洗面化粧台と異なっている7か所の御説明を行いました。

その7か所の内容に関しては,このコラム#498号『 「 L型洗面化粧台 」は…1 』を参照して下さい。URLは以下ですのでクリックして御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/498

さて,今回は財閥系ディベロッパーの1社が開発致しました「 L型洗面化粧台 」が,ある物件で標準設置された状況に関し,私の独断と偏見での見解を申し上げます。

まず,とても好感が持てましたのが陶器製の洗面器の採用です。

その理由は,最近販売されています,新規分譲マンションの洗面化粧台の洗面器はカウンタートップと一体型に成形された樹脂製の洗面器が多いのですが,樹脂製の洗面器は陶器製と比較致しますと,スポンジタワシ等で長年掃除致しますとトップコートがはがれてきまして,洗面器内の汚れが落ちなくなる欠点が有ります。

この件に関しましてはこのコラム108号『 洗面化粧台の洗面ボールは陶器の方が良い。 』で詳しく御説明しておりますので,そちらも参考に御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/108

二番目に好感度が高かったのが,大きな引き出しを「 L型洗面化粧台 」に設置された事です。

通常の洗面化粧台ではこの様な大きい引き出しを設けずに,引き出しの数量を増やしています。この件は女性目線でないと気付きません。

更に私の意見ですが,この大きな引き出しを「 L型洗面化粧台 」に設置され,そしてこの洗面脱衣室内に「 リネン庫 」を設けましたら万全だと思います。

ちなみに,私のマンション評価リストのチェックポイント内の収納項目に洗面脱衣室内の「 リネン庫 」の有無と台所の「 食品庫 」の有無は重要項目になっております。また,このコラム93号『 収納は量も大切だが位置も大切 』で,この事に触れていますので参考に御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/93

三番目に好感度が高かったのが「 L型洗面化粧台 」扉内側に簡単に取り外しが可能な蓋無しの小さなゴミ箱を設置された事です。この小さなゴミ箱内のゴミを簡単に捨てられるのがミソです。この件もこのコラム229号『 「蓋付きゴミ箱」が洗面化粧台の中に… 』で詳しく書いていますので,そちらも参考に御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/229

さて,あまり褒めていますと私とこの「 L型洗面化粧台 」を開発しました財閥系ディベロッパー1社と利害関係が有る様に疑われてしまいますので,これからかなり辛口の見解を申し上げます。

辛口の最初は,今回の「 L型洗面化粧台 」を採用された物件が高額マンションなので,洗面化粧台やキッチンセットのカウンタートップの材質に天然御影石を採用しておりました。この件に関してはワーニングをさせて戴きます。

理由は,天然の御影石等を洗面化粧台や流し台のカウンタートップ( 天板 )に用いるのは,見栄えは良いのですが,幼児にとっては怪我の元なのです。またガラス製品等の物をカウンタートップに落としますと,カウンタートップの方がガラス製品等より硬度が高いのでガラス製品等が割れてしまう恐れが多分にあります。高価なグラスや食器等を注意深く置かなければなりません。

このコラム106号『 流し台の天板に本石は要注意 』及び398号『 キッチンや洗面化粧台の天板が本石は使い辛い 』に幼児に関する問題点や食器を痛める問題点を私の経験を基に詳しく書いてありますので,そちらを参考に御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/106
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/398

二番目の辛口は,椅子に座って作業やメーキャップする「 L字型カウンター 」の奥行が狭い方のカウンターの上に,三面鏡を扉に致しました「 メディシンボックス 」( 洗面道具,化粧品等の収納棚 )がかなり手前まで有りますので,使い勝手が如何なものか…と危惧致しました。

三番目の辛口は,このディベロッパーが開発致しました「 L型洗面化粧台 」をセールストークにしている物件のHPを拝見致しましたら,モデルルームのPowder Room( 洗面脱衣室 )写真の説明文の下に小さな文字の注意書きが有り「 Xタイプ住戸は除く 」となっていました。

これを見ました時にはビックリ致しました。今回の物件では「 L型洗面化粧台 」を一番の売りにしていますのに,全住戸に「 L型洗面化粧台 」を設置されるのが当然ではないかと思っていました。Xタイプ住戸を購入された素人さん( 建築に疎い )への気遣いがイマイチだと思いました。

最後に私のポン知恵ですが,現在の洗面化粧台のカウンターの高さは昔と比べて約8センチ程高いので幼稚園児等が使う時は高さ約20センチ程度の踏み台が有ると便利だと思います。センスが良く出し入れが簡単な幼児用踏み台が設置されていれば,更に良いと思いますが如何でしょうか…?

この「 L型洗面化粧台 」を女性目線から更に改良して,完全に近いものに磨きあげて戴く事を今後期待致します。

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