「 宅地建物取引主任者 」から「 宅地建物取引士 」に格上げの主旨が…。

平成26年4月17日に「 宅地建物取引業法 」( 宅建業法 )の改正案が明らかになり,6月18日に参議院本会議で可決し「 改正法 」が成立致しました。

この「 宅建業法 」の「 改正法 」の主旨は「 宅地や建物の購入者の利益を保護し,それらの円滑な流通の手助けとなるよう,公正で誠実な業務執行と関連業務の従事者との連携に努める 」「 信用や品位を失墜させる行為の禁止 」及び「 宅地・建物の取引に関連した事務に必要な知識と能力の維持向上に努めること 」等です。

私は今までこの様な事は当然に行っていたのではと思っておりましたが,そうでは無かったのには驚きました。

更に「 宅地建物取引主任者 」の役割と責任が増大している現状を踏まえて,その名称を「 宅地建物取引士」に格上げ改称したのです。

この「 宅地建物取引主任者 」から「 宅地建物取引士 」に格上げとの事だそうですが,その主旨が私には全く理解できないのです。

今まで「 宅地建物取引主任者 」が行っていた業務が「 宅地建物取引士 」になりますと更に多くの責任が増えるのかと思いましたら,通常の商取引業務での当然な精神論を付加しただけだと感じました。

私の独断と偏見で申し上げれば,特に「 信用や品位を失墜させる行為の禁止 」は今までの「 宅建業法 」に書かれていなかったのが不思議です。

また更に,今回の「 改正 」される「 宅建業法 」には処分規定や罰則規定が重くなりそれらが公表される様な事が盛り込まれていません。これも私にとっては七不思議です。

「 一級建築士 」は「 姉歯事件 」以降,不正が生じますと,かなり厳しい処分が行われて公表される様になりました。更に大変なのは一級,二級に関わらず「 建築士 」は3年毎に講習を受け終了証を取得致しませんと「 建築士 」としての業務遂行ができなくなりました。

ちなみに「 弁護士 」「 一級建築士 」も「 士 」ですが,医師や教師は「 師 」で格上なのも個人的には納得できません…。

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