アコーデオン型網戸より普通の網戸。

先日「内覧会同行」チェックを致しましたマンションで感じた事をお話致します。

売主は財閥系の超大手の不動産会社です。立地は最寄駅から徒歩8分とちょうど良い距離です。

この売主の良い所は都心に事務所ビルを沢山持っていて賃貸収入が莫大に有るので,分譲事業では非常に節度を持って作っている会社です。

双璧をなす財閥系の分譲事業が主体の超大手不動産会社とは比べ物にならないほど,細かい所に気遣いが見受けられます。

最近気付いたのですが,この売主が1社で作っている物件は全てグレードにかかわらず,浴室にはシャワーバー(シャワーフックが上下に移動できる棒状の物)を付け,洗面化粧台の鏡にはミラーヒーター(曇り止めヒーター)が標準設置(オプションでは無く)されています。

先程申し上げた双璧をなす財閥系の分譲事業主体の超大手不動産会社の物件では,ファミリータイプの4000万円前後ですと浴室にはシャワーバーは無く,シャワーフックが2箇所壁に設置されているだけですし,洗面化粧台の鏡にはミラーヒーターの影も形も有りません。後付けできる様な配線すら有りません。

この様な入居してから気付くちょっとした配慮が大切なのです。

さて,ここで今回の本題である「アコーデオン型プリーツ網戸」についてのお話を致しましょう。

先程の先日「内覧会同行」チェックを行った住戸の外廊下に面した洋室2室共,窓の室内側の両脇に「アコーデオン型プリーツ網戸」が設置されていたのです。窓の外部には「ルーバー型面格子」が設置されていたので通常の網戸ですと外せないのでその用にしたのだと解釈致しました。

「ルーバー型面格子」とは羽状の横型ルーバーが可動で,閉めると外廊下側から覗けない様になっている優れ物です。

ここまでは良かったのですが,窓が「引き違い型」のサッシュで左右どちらも開けられるタイプでしたので,右側の窓を開け風通しを良くしようと致しましても部屋内側の「アコーデオン型プリーツ網戸」は窓の両脇から引き出して窓の中央でマグネットで留めなければならないので大変です。部屋内から見ますと窓一面が「プリーツ網戸」(黒色サランネット)になってしまうのでちょっと鬱陶しい感じです。

普通の横スライド型の外付け網戸ですと空いている窓の所のみにありますので鬱陶しさはありません。また両手で窓の両脇から引っ張って閉める面倒さも有りません。

これはちょっとやり過ぎだと思いました。この「アコーデオン型プリーツ網戸」は網の張替えが出来ませんので穴があいたり破けたり致しますと総取替えでお金がかかりますし,下のレールは常に掃除をしておきませんと砂等をかむと引っかかってうまく開閉できません。

関西では「阪神淡路大震災」以降,行政指導で窓の外の面格子は非難可能の為に部屋内から開く様に義務付けられているそうです。この様な外開き型の面格子を使用すれば普通の網戸を設置しても外せて洗ったり掃除ができますので私ならその様に設計致します。

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