「中古マンション」について-2

前回に引き続き,今回も「中古マンション」についてのお話を致します。

マンションに関係する事で日本の建築基準法が大きく変わったのは,昭和56年6月に構造の基準が厳しくなり「新耐震基準」に改正された事と,平成15年6月に「シックハウス対策」の義務付けが行われた事です。

中古マンションの購入を検討する時はまずこの上記2点に気をつけて下さい。

特に「阪神淡路大震災」でも昭和56年6月以降の新耐震基準で建てられたマンションはほとんど被害が少なかったそうです。

具体的に見分けるのはむずかしいので昭和58年以降に完成されているマンションであれば99%新耐震基準で建てられています。

気にされる方は「中古マンション」の所有者が所持している重要事項説明書の中の確認申請取得のコピーがありますのでそれを御覧下さい。

その確認申請取得のコピーの中に取得年月日が記入されていますので,「新耐震基準」を気にされる方ならば昭和56年8月以降の日付であればまず大丈夫ですし,「シックハウス対策」の義務付けを気にされる方ならば平成15年8月以降の日付であればほとんどが6月改正の新基準で審査された物ですので安心です。

但し「シックハウス対策」の義務付けですが,これは最近ですので「中古マンション」はあまり出回っていません。

最後に10年以上前に竣工した「中古マンション」によく有るのが追い炊きできないお風呂です。俗に言う「落とし湯」タイプのお風呂で浴槽の中のお湯を直に沸かす事ができないものです。

こういうタイプの「中古マンション」を購入してから追い炊き可能な給湯器を設置しようとしてもほとんど不可能です。

理由は2つです。1つは追い炊き用の配管をする為にコンクリート壁に穴を開ける事は管理組合の承認が必要です。コンクリート壁は共用部分ですから勝手に穴を開ける事は禁止されています。

2つ目の理由は追い炊き可能な給湯器はガス使用量が多いのでその「中古マンション」に道路から入っているガス管の太さが関係してきます。全世帯が追い炊き可能な給湯器を設置できる程のキャパシティー(容量)は無いのでこれも管理組合で否決されます。

「中古マンション」を購入しようとされている方,前回と今回のコラムを参考にして選んで下さい。

連載コラム

特集

もっと見る