壁紙の貼り具合のチェック-3

今回も前々回,前回の続きで「 内覧会 」同行チェックで私がかなり重点的に見る箇所である「 壁紙の貼り具合のチェック 」の三つ目のお話を致します。皆様が御自身で「 内覧会 」チェックをされる時の参考になるのではないかと思います。

前々回は壁紙のつなぎ目の良否の話で,前回は壁紙と木製扉枠や巾木と取り合いの所のチェックのお話でした。

今回は住戸内の壁紙表面の凸凹状のチェックのお話を致します。

壁紙の表面の凸凹状に気付くのは,大抵の購入者は入居後ですので「 内覧会 」チェック時点で良くチェック致しまして,是正修正工事の指摘をしておきませんと,入居後に壁紙表面の凸凹状に気付きましても,なかなか修正工事に応じてくれない,売主やゼネコンが往々にして存在致しますので御注意下さい。

では,具体的に壁紙表面の凸凹状のチェックのやり方を御説明致します。

壁紙表面の凸凹状のチェックは懐中電灯等を点灯し,壁面上方斜め方向から壁を照らしますと,壁紙表面の凸凹状が目だってきますので良く見ますと分ります。

壁紙表面の凸状の原因には2種類有ります。まず一つ目の原因は,壁紙を貼った時に壁紙と下地材の間の一部に若干空気が入ったのを気付かず,その部分をヘラやローラーで押さえずに生じた壁紙表面の凸状部分です。

この補修工事は簡単で,壁紙表面凸状の部分に細い注射針を刺して注射器の様な器具で水溶性の接着剤を少量注入し,その表面をヘラやローラーで押さえて完了です。

面倒なのは二つ目の原因です。二つ目の原因は壁紙の下地材表面の処理が悪く,下地材( 鉄筋コンクリート壁,プラスターボード等 )に塗った薄塗りモルタル,パテ等又はプラスターボードを留めているビス,釘等が下地材表面より浮いて飛び出し壁紙表面が凸状になったケースです。

この補修工事は大変です。壁紙を剥がして,再度下地面を平らになる様に修正工事を致します。そして,同じ品番の壁紙を貼るのですが,同じ品番の壁紙であってもロット( 製品単位 )に依って若干色が異なりますので,その壁面全体の壁紙を貼り替える様に是正修正工事をしてもらいます。

次に,壁紙表面が凹状になっている箇所は大抵の場合,職人さんが何かをぶつけて凹ませた跡なので,ここも先程と同様に,壁紙を剥がして,再度下地材表面にパテ等を塗りサンドペーパー等で平らになる様に修正工事をし,同じ品番の壁紙を貼るのです。この件も先程と同様に同じ品番の壁紙であってもロット( 製品単位 )に依って若干色が異なりますので,その壁面全体の壁紙を貼り替える様に是正修正工事をしてもらいます。

以上が「 壁紙の貼り具合のチェック 」三つ目の住戸内壁紙表面の凸凹状のチェック方法及び是正修正工事の指摘依頼の方法です。

ここまでで,だいぶ長いコラムになってしまいましたので,前回の終わりに「 悪い壁紙の修正工事 」に関しての御説明も今回のコラムで御説明する様に申し上げていましたが「 悪い壁紙の修正工事 」のコラムに関しては申し訳ございませんが,次回にさせて戴きます。

次回も楽しみにして戴ければ幸いです。


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