「モデルルーム」で最低限チェックする項目は…。-1

今回は,私が「 現地同行 」チェックの業務で「 モデルルーム 」にて最低限チェックする項目のお話を致しましょう。

本来「 モデルルーム 」にて皆様に絶対にチェックして戴きたい項目は最低限10項目有ります。

私は建築家ですので,これら10項目の中で後程図面チェックすれば判る項目を省きますと,最低限チェックする項目は3項目有ります。

さて,最低限チェックする3項目の一番目の項目を御説明致します。それは,キッチンの水栓( カラン )の首振り角度です。キッチンセットのシンクの前に立ち,カランの首を左右目一杯に動かします。そしてカランの首下の吐水口がシンクより外へ出ないかの首振り角度をチェックを致します。

例えばカランの首下吐水口がシンクの右端より外に約7~10センチ程度出ている様な場合に,次に首下吐水口を左側へ目一杯動かしてみまして,シンク内ギリギリの所まで動いてしまいますと,カランの設置角度を動かしても直りません。

この様にカランの首下吐水口がシンクより外に出てしまいますと,これは不合格です。

水を出している時に何かの拍子で,カランの首がシンク外へ出てしまいますと,まずキッチンカウンターが水浸しになり,更にその水が床に垂れて,床が水浸しになってしまいます。最悪の場合は下階住戸にまで水漏れを起こしかねません。

ちなみに「 内覧会同行 」チェックで,カランの首下の吐水口がシンクより外に出ている事を指摘し,是正修正工事を依頼致しましても,ほとんどの場合は「 モデルルームと同じですので,是正修正工事には応じられません。 」と言われてしまいます。「 内覧会同行 」チェックで気づいても手遅れです。ですから,この件は購入前に「 モデルルーム 」でのチェックが不可欠なのです。

たまに,「 内覧会同行 」チェックで融通が利くディベロッパーはこの件に関して「 口外しないと約束して戴けるのであれば,当社の配慮不足ですので,この御宅( 住戸 )のカランだけ首振り角度を直します。 」と言ってくれます。しかし,本来は全戸のカランを直すべきだと思います。

最近,購入者( 入居者 )への配慮が有る一流ディベロッパーは新規分譲マンションのモデルルームのキッチンカランをチェック致しますと,ほとんどが合格です。

他のディベロッパーも早く見習って欲しいと思います。

次回は「 モデルルーム 」で私が最低チェックする3項目の二番目のお話を致しますので楽しみにして下さい。

尚,最初に書きました『 本来「 モデルルーム 」にて皆様に絶対にチェックして戴きたい項目は最低限10項目有ります。 』をお知りになりたい方は,今年( 2013年 )3月に「 日本実業出版社 」より上梓致しました私の本『 建築・設計のプロが教える「 良識あるマンション 」の見分け方・選び方 』の74ページを御覧下さい。
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