「完成在庫物件」について

先日,不動産調査の専門家の方と御会い致しましたら,現在首都圏(東京,神奈川,千葉,埼玉)で「完成在庫住戸」(売れ残り住戸)が実際は5万戸以上有ると言われていました。

「完成在庫住戸」は一概に売れ残ったのだからイコール良くない物件とは言えません。

私は「完成在庫住戸」は2種類に分けられると思っています。

1番目は立地と物件の質は良いのが「値付け」を強気で周辺相場より高めにして住戸価格を割高にしてしまい売れ残った物件です。

2番目は立地も物件の質も悪くて「売れ残るべき」して完成在庫になった物件か,立地か物件の質かどちらかが悪くて売れ残った物件です。

私の「お勧め」は1番目の物件です。この処,1番目の物件価格を値引き交渉して10~15%値引き購入契約後に私のところに「内覧会同行」依頼をされる賢い方が増えてきました。

マンションは「生もの」です。当然人間が住んでいない住戸は傷みが早いので,完成後3ヶ月以上の物件は値引き対象です。ちなみに完成引渡し(ゼネコンから事業主へ)後1年以上経つと中古物件扱いになるそうです。

ここで注意して頂きたいのは2番目の物件です。2番目の物件はまず購入はお勧めできません。

2番目の物件の購入はお勧めできませんが,どうしても値引き交渉して購入されたいのなら,立地が最寄駅から3分離れ(商業地域が多いので)徒歩8分以内の場所であれば,若干物件の質が悪くても値引き交渉の価値は有ります。半年以上完成在庫住戸ならば15%以上の値引きは当然です。マンションは中古で売却する時の価値はほとんど立地だそうです。

最後に「完成在庫住戸」を購入する際に注意して頂きたい点が2点有ります。

1点目は駐車場がまだ有るかと言う事です。

2点目は「内覧会」チェックをさせてくれるかどうかという事です。往々にして「完成在庫」住戸は値引きするので「内覧会」チェックは行わないという条件が付く事がありますがこの条件は拒否致しましょう。

何度も言いますが,人間が生活していない住戸は傷みが早いので,「内覧会」チェックは不可欠です。

今回は「完成在庫住戸」の賢い買い方を御説明いたしましたが,次回は「中古マンション」購入の注意点をお話いたしますのでお楽しみに…。

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