「 リフォーム専門会社 」の選び方は…。

先日,私が学生時代に娘さんと息子さんの「 家庭教師 」をしていました親御さんのA氏より,リフォームの件で連絡が有りました。

A氏はバブル期( 1988年~1991年 )に当時建っていました,木造3階建・店舗併用住宅を壊し,鉄筋コンクリート造のビルを建てるので知り合いの設計事務所に依頼したが,心もとないという事で私に設計協力と現場監理協力を依頼された方です。

竣工年月は忘れてしまいましたが,竣工後20年以上は経過していると思います。

そのビルは鉄骨鉄筋コンクリート造で地上8階地下1階建です。地下1階,地上1階,2階は店舗で,7階,8階は住居に使い残りの3階,4階,5階,6階を事務所フロアーとして貸しています。

A氏はそのビルの屋上等の防水の遣り替えや,外壁のタイルがかなり汚れたので洗浄し,住戸内のキッチンセットの交換をリフォーム対象項目にし,そのビルを建設した中堅ゼネコンとリフォーム専門会社2社に見積りを依頼したそうです。そして先日,その3社の見積書が揃ったので私にチェックを依頼してきました。

3社の見積書を見ますと金額や内容( 仕様や工法 )がかなり違いびっくりしてしまいました。

特に一番安価なリフォーム専門会社の見積書をチェック致しましたら,建物で一番重要な屋上等の「 防水工事 」が簡易な「 ウレタン塗膜防水 」になっていましたのには唖然と致しました。

「 ウレタン塗膜防水 」とは,ウレタンやアクリル,不飽和ポリエステルを主原料とした液体を屋上のコンクリート表面に塗り重ね,硬化して連続皮膜を形成する防水のことです。そして防水工事費が一番安価なのです。

私の独断と偏見で申し上げれば「 ウレタン塗膜防水 」は一応10年保証をしていますが,防水工法としては一番信頼性の薄いもので,ビル等コンクリート造の建物の屋上等の防水は「 アスファルト防水 」が一番信頼性も高く最も良いのです。「 ウレタン塗膜防水 」よりは多少工事費用が高価ですが,建物の防水性能はかなり高く経年劣化に強いのです。

先程申し上げた,これからリフォームするビルの屋上等の防水も当初から「 アスファルト防水 」ですので,築年数が20年以上経っていますが,未だに雨漏りせず防水の役目を果たしております。

ちなみに,マンション等でリフォーム工事を行う場合に管理組合が3社~5社程度リフォーム専門会社に調査させて,見積書を提出させますが,ただリフォーム工事金額が安ければ良いとは限りません。まず「 防水工法 」を見て下さい。

何度も申し上げますが「 防水工法 」は多少高価でも「 アスファルト防水 」が一番良いのです。尚,未だに一流建設会社は新築マンションや新築ビルの屋上防水は99.9%「 アスファルト防水 」で防水しております。

リフォーム専門会社の良し悪しは屋上等の「 防水工法 」がひとつの目安になりますので参考になさって下さい。


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