住戸の収納について…。

新規分譲されているマンションの住戸プランで,最近気になった事が有ります。

それは,収納の種類と収納率です。

販売坪当たり単価が高くなったので,専有面積を狭くして住戸価格を抑えていますので,そのしわ寄せが収納面積に反映しています。尚,私の言っている収納面積の定義は床から天井まで収納場所になっている所です。

最近よく有るケースが,キッチンセットのカウンター下の収納部分と吊り戸棚の収納部分や,洗面化粧台カウンター下の収納部分等を収納面積に算入して,収納率をパンフレットに載せて,収納率を高めているものです。明らかに購入予定者に対する背信行為です。

さて,これからマンション購入を検討されている方に収納の簡単なチェック方法を御教え致します。

まず,購入予定住戸の住戸プランを開いて下さい。そして,次の場所に収納が設置( 配置 )されているかを確認して下さい。

■ まず,全洋室に「 洋服入れ 」( ワードローブ )と「 物入れ 」( クロゼット )です。

■ リビング・ダイニングに「 住戸内共用収納 」です。LDの雑物や予備のティッシュペーパー等を入れておく所です。

■ 玄関・廊下に「 下足入れ 」と「 住戸内共用収納 」です。「 住戸内共用収納 」は掃除機等,家族が使用する物を入れる所です。註)例え「 シューズ・イン・クロゼット 」内に「 下足棚 」が有りましてもそこまで裸足でいかなければならないので「 下足入れ 」は必要です。

■ 台所に「 食品庫 」です。保存食品等を入れておく所です。

■ 洗面化粧室に「 リネン庫 」です。洗濯された,下着やタオルや洗剤等を入れておく所です。

■ 便所に「 トイレ用収納 」です。予備のトイレットペーパーや清掃具を入れておく所です。

以上が住まいで最低必要な「 収納 」です。上記を満たしていないマンションは控えた方が賢明だと思います。

先日「 内覧会同行 」チェックを行なったマンションの住戸( 3LDK )は2つの洋室に「 ウォーク・イン・クロゼット 」が有りました。あとの洋室にはひとつの壁面に幅約2.4メートルの「 洋服入れ 」が有り「 物入れ 」はその住戸の何処にも有りませんでした。

ちなみに,私が設計者ならば2.4メートルの「 洋服入れ 」を半分の1.2メートル幅にし,残りの半分の1.2メートル幅を「 物入れ 」にして内部に可動棚板を最低3枚設置し4段棚の収納に致します。

最近,分譲されていますマンションの洋室の収納は,ほとんど「 洋服入れ 」のみで「 物入れ 」が無いケースが多いのです。住戸プランを注意してチェックして下さい。



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