津波に対する配慮が必要では…。

先日,著名な不動産コンサルタントX氏と会談し,ちょっと驚く話を聞きましたので今回はそのお話を致します。

X氏の話ですと,湾岸地域に建つマンションの住民のかなりの方々が中古マンションとして売りに出しているそうです。そして東京や埼玉の内陸部のマンションに買い替えをしている現象が起きているとの事です。

その理由は,大きな地震が来た時の津波の恐さだそうです。

「 東日本大震災 」の時の津波の映像を見て,高さ2m~3m程度の津波に襲われたマンションの被害は壊滅的では無かったのでしたが,1階が使えなくなり逃げる事ができない不安が現実にある事や,地盤面に置かれた自転車や自動車が海に持っていかれるという事が分かったからです。

関東地方を例に致しますと内陸部の標高が高い場所は津波に襲われる心配はまずないのです。

マンションのエクステリアには駐輪場や駐車場が有り,「 東日本大震災 」での津波では潮が引く時に自転車や自動車がかなり海方向に持っていかれました。

津波は集中豪雨の水害と異なり,一気に強い力で波が押し寄せて地盤上の水位が高くなり,直ぐに波が強い力で引いてしまうので,人も車も抵抗できません。

それに引き換え集中豪雨での水害は徐々に水が引いていきますので,まだましです。

関東地方では,ほぼ毎日どこかで地震が起き,地震速報がテレビに映し出されています。

このテレビの地震速報を見ていますと,湾岸地域のマンションに住まわれている多くの方々が,高台のマンションに住み替えるのは人間の心理だと思います。

不動産コンサルタントX氏が言われた事は真実だな…って思いました。

湾岸地域は都心に近く便利ですが,近い将来に大地震に依って大きな津波が発生する事が予想されるという事を頭の隅に覚えておいた方が良いと思います。

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