「2013年」のマンションの重要な仕様の1つは…。

このコラムを御覧戴いている皆様方,新年おめでとうございます。

さて「2013年」はどの様な年になりますでしょうか…?

1つ確実に言える事は,「 団塊の世代 」がどんどん定年を迎える事です。

「 団塊の世代 」の厳密な定義は1947年( 昭和22年 )から1949年( 昭和24年 )までの3年間に生まれた人達で,厚生労働省の人口統計に依りますと約806万人いるそうです。退職金の総計は約50兆円だそうです。

「 2013年 」に新規分譲するマンションは,この約806万人の「 団塊の世代 」をターゲットにした商品企画が必要になってくると思います。商品企画での重要項目は共用部分も専有部分も「 高齢化対策 」をする事です。これから更に歳を重ねて行く客層ですので「 高齢化対策 」は必要不可欠になってくると思います。

( 独立行政法人 )住宅金融支援機構( 旧住宅金融公庫 )でも「 高齢者対策 」を重要視しまして「 フラット35S 」の「 技術基準 」に「 高齢者対策 」を含みました。ちなみに「 フラット35S 」は「 フラット35 」よりも借り入れ金利を一定期間引き下げてくれるのです。

ここで具体的に「 フラット35S 」の「 技術基準 」内容の大雑把な御説明を致します。

「 フラット35S 」の「 技術基準 」は「 省エネルギー性 」「 耐久性・可変性 」「 耐震性 」「 バリアフリー性 」と有りこの中の基準の1つ以上の基準を満たさなければならないのです。

私は先程も申し上げました様に「 団塊の世代 」がどんどんリタイアし,高齢化が急激に進んでいくと思いますので,これからのマンションは「 高齢化対策 」である「 バリアフリー性 」を重視したマンションが必要になってくると予想しています。

「 フラット35S 」の「 技術基準 」で規定している「 バリアフリー性 」はマンションの場合には,基本的に高齢者が移動等に伴う転倒・転落等の防止と介助用車いすの使用者が基本的な生活行為を行うことを容易にするための措置を確保可能とすることを想定しています。

具体的には,マンションの住戸内( 専有部分 )で主な基準は「 住戸内の床は段差無し 」「 住戸内廊下の有効幅は78センチ以上確保 」「 浴室,トイレは手摺を設置 」「 玄関,廊下には手摺設置可能な仕様 」等です。

共用部分では主に共用廊下の事を規定しています。共用廊下の床は段差の無い構造にする事です。高低差が生じる場合は,勾配が1/12以下( 高低差が8センチ以下の場合は1/8以下 )の傾斜路を設けるか,又は当該傾斜路及び段を併設する事としています。共用廊下にも手摺の設置を義務付けています。手摺は共用廊下の少なくとも片側に,床面からの高さが70センチから90センチの位置に設ける様に規定しています。

私は上記が新規分譲マンションでの「 高齢化対策 」の最低基準だと思っています。

最近「 団塊の世代 」の世帯では,ほとんど子供は独立し,夫婦2人になり,現在住んでいる住まいでは広すぎて,もっと狭い50平米~60平米弱の”2LDKに買い換えている風潮になっている様です。

これからマンション購入予定の50歳代以上の方は是非上記の「 高齢化対策 」の配慮が有るマンションを選んだ方が良いのではないかと思います。

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