二重サッシュのマンションとは

マンションの住戸の窓が「二重サッシュ」になっている物件についての御説明を致します。

「二重サッシュ」になっていると言う事はそのマンションの住環境があまり良くない事を証明しています。外部の騒音が大きいと言う事です。

「二重サッシュ」になっているマンションの直ぐ近くに「幹線道路」や「鉄道」が走っている場合がほとんどです。

「二重サッシュ」にすれば若干の遮音対策はできますが,問題は「換気口(吸気口)」からの音の侵入です。

平成15年6月に「建築基準法」が改正になり「シックハウス対策」の一環で高気密住宅には「24時間換気設備」が義務付けられました。

この「24時間換気設備」がほとんどのマンションでは第三種換気設備と言って「排気」のみ機械で強制的に行い,吸気は住戸内の外壁に付いている「換気口(吸気口)」(俗にレジスターと言われている物)から自然吸気しています。

いくら「24時間換気設備」をONにしてもこの「吸気口」を閉じてしまえば「換気扇」は空回りです。

換気というのは入ってくる空気が有ってこそ,室内の汚れた空気が排出できるのです。
何度も申し上げますが「吸気口」を閉じてしまい入ってくる空気が無い状態で換気扇を回しても空回り状態で換気は致しません。

「二重サッシュ」の住戸ではこの「吸気口」を開いて空気を取り入れますと外部の大きな騒音が一緒に入ってきます。消音タイプの吸気口が市販されて採用した事が有りますが消音効果は全く気休めでほとんど期待できません。

一流の売主は外部騒音が大きい場所でマンションを計画する時には「二重サッシュ」を採用して更に「24時間換気設備」も「第一種換気設備」を採用しています。

「第一種換気設備」とは排気のみで無く,吸気も機械で行うシステムです。マンションの周辺の外部騒音が小さい方の外壁に穴を開けそこからダクトで外気を機械で強制的に引き込むシステムです。ダクトの途中に「消音チャンバー」という箱状の物を設置してそこで騒音を吸収してしまう方式です。

「二重サッシュ」になっているマンションの住戸の換気設備が「第一種換気設備」を採用しているのならば消音効果が有り換気も充分にできますので安心です。

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