中古マンションの「 現地同行 」チェックについて…。

この処,中古マンションの「 現地同行 」チェックの依頼が増えておりますので今回はこの事に関してのお話を致します。

『 「碓井建築オフィスによるサービス」申し込みフォーム 』で「 現地同行 」を依頼された「 申し込みフォーム 」内容を拝見致しまして,チェック依頼物件が中古マンションの場合のお話です。

中古マンションの「 現地同行 」チェックにはハードルが3つ有るのです。

まず,一番目のハードルは,その中古マンションの「 竣工図一式 」( 意匠図,構造図,電気設備図,給排水衛生設備図,空調換気設備図等 )がいつでも閲覧可能か,また閲覧可能の場合に何処で閲覧できるのかです。

この「 竣工図一式 」が有りませんと私のチェックリストの100以上のチェック項目全てに記入できず,最終評価点が出ませんので,「 竣工図一式 」は絶対に必要なのです。

これらの件を「 現地同行 」チェック依頼者にお話して,事前に仲介業者の方にセッティングを依頼する様にお願いしております。

二番目のハードルは,その後仲介業者の方より依頼者の方にメールが来まして,管理人が居る時間と曜日が決まっておりますとの回答が有る事です。

管理人が居ませんと「 竣工図一式 」を管理人室で閲覧できませんし,または一時借りる事もできません。その日程や時間が「 現地同行 」チェック依頼者,私や当該住戸にお住まいになっている方のスケジュールと合わないケースが多いのです。

三番目のハードルは,「 竣工図一式 」を入居者以外の人が閲覧する場合は,本来事前に「 管理組合 」( 管理組合長 )の許可が必要なので仲介業者の方に事前に許可をとってもらわなければなりません。以前,許可無しで「 集会室 」で「 竣工図一式 」を閲覧してチェックリストに記入していましたら,そのマンションの管理組合長に見られて「 竣工図一式 」を取り上げられてしまい中断になってしまいました。

また,かなり以前に行いました「 現地同行 」チェックでは「 竣工図一式 」の内容をメールに書きまして,「 現地同行 」チェック依頼者の方より仲介業者の方に転送して戴き確認を求めました。その後,仲介業者の方より「 竣工図一式 」全て閲覧可能との回答が有りましたので,その回答を信じて「 現地同行 」チェックを行い当該マンションに行きました。

当該マンションの「 竣工図一式 」を閲覧致しましたら「 意匠図 」のみで仲介業者の方が事前に「 竣工図一式 」の中を確認していない事が判明致しました。その仲介業者の方は「 竣工図一式 」の中の意匠図,構造図,電気設備図,給排水衛生設備図や空調換気設備図の区別ができなかった様です。その結果,私の「 現地同行 」チェックは中途半端な結果で終わりました。「 現地同行 」チェックを依頼された方は怒り心頭で仲介業者の人を叱っておられました。

中古マンションの「 現地同行 」チェックには最少でも上記のハードルが有ります。

私に「 現地同行 」チェックを依頼して戴く場合には,上記3つのハードルを仲介業者の方に良く説明をされて,希望日時1,2を御決めの上,「 申し込みフォーム 」で御依頼を戴きたいと存じます。

中古マンション「 現地同行 」チェックの私のフィーは約5~6時間費やして6万円です。

それに引き換えて,仲介業者の方は売買契約時に売買価格の3%プラス6万円と約二桁も上の金額を請求するのですから,こちらから依頼した事は確実に行い,再確認をして戴きたいと願っております。

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