エアコンの屋外機設置位置の確認

前回は「 エアコンの室内機設置位置の確認 」のお話でしたが,今回は「 エアコンの室内機 」を機能させます「 エアコン屋外機 」の設置位置の確認の大切さをお話し致します。

エアコンの屋外機設置位置の確認を行うには,前回と同様に販売パンフレット一式を販売事務所で貰います。販売パンフレット一式の中に図面集一式が有ります。図面集一式の中に住戸プランが各タイプ別に1/70~1/90位の縮尺でありますので,購入予定住戸タイプの住戸プランを開いて下さい。

そして,購入予定住戸タイプが3LDKの場合,リビング・ダイニング( LD ),洋室-1,洋室-2と和室又は洋室-3にエアコン室内機の設置位置を前回お話致しました様に確認致しましたら,今度はそれぞれの部屋のエアコン屋外機の設置位置をチェック致しましょう。

中住戸で3LDKの場合は,通常リビング・ダイニング側のメインバルコニーと外廊下側に点線でエアコン屋外機の設置位置が表示されています。ちなみに,角住戸( 妻側住戸 )の場合は更に妻壁側の外にバルコニー或いはエアコン屋外機専用の置き場が設けて有りそこに点線でエアコン屋外機の設置位置を表示しています。但し,今回は中住戸の3LDKタイプのお話を致します。尚,中住戸,妻側住戸共に3LDKの場合のエアコン屋外機の設置位置は4箇所必要です。

さて,前回も申し上げました要注意点ですが「 田の字型住戸 」プランの「 横長LD 」タイプの場合,直接外部に面していない中和室或いは中洋室にエアコン室内機設置位置が点線で表示されている場合,そのエアコンの屋外機設置位置のチェックはとても重要です。

中和室或いは中洋室は直接メインバルコニーや外廊下に面していませんので,中和室或いは中洋室のエアコン屋外機の設置位置はメインバルコニーか外廊下のどちらかに点線で表示してなければなりません。通常「 田の字型住戸 」プランの「 横長LD 」タイプの場合,メインバルコニーにLDと中和室或いは中洋室のエアコン屋外機の設置位置が2箇所表示されています。

処が,メインバルコニーにエアコン屋外機の設置位置表示が1箇所の場合がありますので注意が必要です。この場合には,販売員に中和室或いは中洋室のエアコン屋外機の設置位置はどこにあるかを聞いて下さい。私の経験では1箇所の場合はほとんどのケースがLDのエアコンと中和室或いは中洋室のエアコンを1台のマルチエアコン(1台の室外機に対して複数の室内機が接続できるエアコン )を使用する様になっています。ちなみに,マルチエアコンは高価で最近作っているメーカーがどんどん少なくなっていますので要注意です。その事が分かっている事業主( 売主 )の物件では最近メインバルコニーにエアコン屋外機の設置位置表示が1箇所の場合は,虫眼鏡等でよく見ませんと判読困難な小さい字で「 2段積み 」と表示している場合があります。

「 2段積み 」と表示されていましたら,エアコン屋外機置き場床面より約90センチ位の高さの外壁に「 アンカーボルト 」が設置されていませんととても危険です。「 アンカーボルト 」とは設備機器などを固定する為に,コンクリートに埋め込んで使用するボルトのことです。この「 アンカーボルト 」が有りませんと,2段目に設置したエアコン屋外機が地震等や下段のエアコン屋外機の振動に依り転倒する事が有りとても危ないのです。

エアコン屋外機の2段積みに関しては,このコラム24号「 エアコン屋外機の2段積みは要注意。 」に更に詳しく説明してありますのでそちらも御覧下さい。URLは以下です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/24

再度申し上げますが,中住戸3LDKタイプ住戸のエアコン屋外機設置位置はメインバルコニーに2箇所プラス外廊下に2箇所,計4箇所表示してありますのが購入者( 入居者 )への配慮が行き届いた売主の物件です。

そして,購入予定者の方々に更に確認して戴きたいのは,各々の部屋のエアコンの屋外機設置位置を販売員と一緒に確認して下さい。たまに,外廊下側の2部屋のエアコン屋外機設置位置が片側の1部屋の外側に並んで表示されている事が有りますので,その場合の冷媒管の経路とドレイン管の経路は絶対に確認して下さい。このケースの場合は冷媒管の経路とドレイン管の経路は同じ方向では有り得ませんので念の為に申し上げておきます。

最後に重要な注意点として,エアコン屋外機の設置位置の前に奥行き60センチ以上のスペースが確保されているか否かです。エアコン屋外機の設置位置前方60センチ以内に壁状( 手摺壁等 )のものが有りますと,エアコン屋外機のファンから吐き出された,熱気や冷気がその壁状に当たり,跳ね返って吐出された,熱気・冷気をまた屋外機が吸い込んでしまう恐れが多分に有ります。

俗に言うショートサーキット現象で,屋外機の冷暖房効率がとても悪くなり,電気代も嵩みます。この件の検証は最も大切ですので,販売員と一緒に検証をする事をお奨め致します。尚,壁状の物で無く,格子状のものでしたら屋外機が吐き出す熱気や冷気を格子の隙間より外へ排出いたしますので問題はありません。

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