エアコンの室内機設置位置の確認

毎日,猛暑が続き小生,体調がイマイチです。人間の体温より気温の方が高いなんて,私の子供の頃は考えられませんでした。

1988年~1991年までグァム島で「 コンドミニアム 」の設計・監理を行なった経験がありますが,夏でも気温が華氏約90度( 摂氏約33度 )位だったと記憶しています。但し,冬のクリスマスに台風が上陸したのにはびっくりでした。

さて,本題である「 エアコンの室内機設置位置の確認 」のお話を致しましょう。

販売パンフレット一式の中に図面集一式が有ります。図面集一式の中に住戸プランがタイプ別に1/70~1/90位の縮尺でありますので,購入予定住戸タイプの住戸プランを開いて下さい。

通常,住戸タイプが3LDKの場合,リビング・ダイニング( LD ),洋室-1,洋室-2と和室又は洋室-3にエアコン室内機の設置位置が点線で表示されています。点線で表示されているという事は実装(実際に設置されている事 )ではなく,マンション購入者が引き渡し後に自前でエアコンを設置する事を意味しています。

住戸価格が約8千万円以上の物件では,ほとんどLDのエアコンは実装なので実線で表示されています。今回は「 高級マンション 」や「 高額マンション 」は省きまして,通常のファミリーマンションでの「 エアコンの室内機設置位置の確認 」の御説明を致します。

まず,注意その1ですが「 田の字型住戸 」プランの「 横長LD 」タイプの場合,直接外部に面していない中和室或いは中洋室-3にエアコン設置可能か否かです。この部屋に点線でエアコン室内機の設置位置が明示されていなければ,NG( No Good )です。この場合,販売員に問い質しますと,ほとんどの回答が「 扉を開けてLDのエアコンの冷気や冬は暖気を入れる様にしています。 」です。この注意その1で申し上げています,中和室或いは中洋室にエアコン設置不可の物件は売り主の体質が悪い物件に多いので避けた方が賢明です。

特に最近の様に猛暑が続きますと,中和室或いは中洋室は夜でも暑いのでエアコンは必要です。扉を開けてLDエアコンの冷気を取り入れますと,部屋に居る人のプライバシーは無くなりますし,LDのエアコンはフル稼働です。電気代がとても高くなります。

次に注意その2は先程の「 横長LD 」のエアコン設置位置です。正解は外壁面内側のリビングスペースとダイニングスペースの間の位置です。最近の「 壁掛けエアコン 」は噴出し口に設置されています羽がリモコンに依って左右に動きますので,この位置ですと万遍なくリビングスペースとダイニングスペースに冷気や暖気を送ってくれます。

近年,新規分譲マンションの「 横長LD 」タイプ住戸のLDでのエアコン室内機設置位置は90%以上この位置でなくリビングスペース側にしています。理由は「 横長LD 」の空間をより広く見せる為に幅の広い「 掃出し窓 」を設置し,リビングスペースとダイニングスペースの間の位置に壁が有りませんので,簡単にはエアコンが設置できないのです。その理由を御説明致しますと大変ですので省略させて戴きます。機能より意匠優先の考え方です。私ならばどちらか一方を選べと言われましたら,ダイニング側をエアコン設置位置に致します。理由はダイニングスペースとキッチンはセミオープンでつながっていますので,キッチンまでエアコンの冷気が入る様に配慮致します。

最後の注意その3は,各洋室にベッドを鉛筆等で書き込みまして,ベッドのヘッドボード
がくる位置の上に点線でエアコン室内機の設置位置が表示されていましたら,これもNGです。冬場,寝ていますとエアコンの暖気が下向きに頭に向って吹きかけられる様になりますので身体に良く無いのです。

これから,マンション購入予定の方は上記3つの注意点をチェックして下さい。

尚,1980年位前のほとんどの分譲マンションは廊下側の洋室にエアコン設置等は想定していませんでした。ですので,その頃の中古マンションは廊下側の洋室にはエアコン設置が出来ないケースが多いので確認して下さい。

次回は「 エアコンの屋外機設置位置の確認。 」ですのでお楽しみに…。

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