親バカ「 内覧会同行 」チェック

今回は私事で恐縮ですが,先日行なった昨年7月に娘夫婦が購入致しました新規分譲マンションの「 内覧会同行 」チェックのお話を致します。

以前,このコラム336号,337号でこの新規分譲マンションでの心配だった所や,モデルルームを見て,私が警鐘を鳴らした所を売主,販売会社と施工会社が迅速に対応してくれた事を書きましたので,まずそちらを御覧下さい。URLは以下です。

336号『 トイレの排水チェックは重要 』
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/336

337号『 子供の安全対策指摘に即対応の売主,販売会社 』
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/337

私が購入者の親なので,私の心の中に何かいつもの「 内覧会同行 」チェックとは違う緊張感が漂いました。そして家内より「 いつもの様な仕事で来ているのではないので,あまり細かい所の是正指摘はやめてね。 」と釘をさされました。

マンションに入りますと,昨年打ち合わせをして戴いた,見慣れた顔の方々が,待機しておられました。それを見て更に緊張感が走りました。

最初に娘夫婦が販売会社の方より「 内覧会 」の進行の説明を受けている間に,施工会社の方に娘夫婦の住戸内の「 点検口 」を全て開けておく様に御願いいたしました。

「 内覧会 」の進行の説明が終わり,娘夫婦が購入した住戸に向かいました。私は,いつもの様に事前に「 傷や汚れ 」はなるべく購入者( 娘夫婦 )がチェックする様に言いました。私自身は主に建築や設備の納まり等,重要な所をチェックしながら目立った傷はチェック致しました。

娘夫婦が購入した住戸はモデルルームタイプとは異なるタイプでしたので,建築や設備の納まりがどうなっているかがとても心配でした。

住戸外部の玄関周り,外壁面や窓の部分は共用部分の専用使用部分ですので,いつも通りに娘夫婦と私が入念にチェック致しました。特に玄関周りはその家( 住戸 )の顔ですので,外壁の僅かな倒れや,タイルの傷等のチェックに時間をかけました。是正指摘事項はあまり
有りませんでした。

そして,住戸内に入り,まず分電盤の上段のブレーカーに娘の手が届くかのチェックを致しました。娘は背が低いので心配でしたが,通常の姿勢でブレーカー上段に手が届き,安心いたしました。それよりも,感心致しましたのは分電盤が設置してある下足収納の扉全てに「 ソフトクローザー 」が設置して有り,扉を閉めた時にパーンと音が出ない様「 ソフトクロージング 」仕様の配慮がなされていました。「 ソフトクロージング 」の重要性に関しては,以前このコラム239号で説明していますのでそちらを御覧下さい。URLは以下です。

239号 『 「 ソフトクロージング 」の収納扉 』
https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/239
尚「 ソフトクローザー 」とは下記URLをクリックして御覧下さい。
http://www.blum.com/jp/ja/01/20/30/index.php

そして,このマンションの住戸内全ての部屋の収納扉が「 ソフトクロージング 」仕様になっておりましたのにはとても感心致しました。トイレの吊り戸棚まで「 ソフトクロージング 」仕様になっているのを見ました時には,頭が下がりました。

尚,全ての「 点検口 」内のチェックを致しましたが,配管や配線の納まりもしっかりしておりました。

さて「 内覧会同行 」チェックで,よく是正指摘する所が2点有ります。

まず一番目は住戸外廊下側の部屋の窓の網戸が素人でも取り外しが可能か否かです。早速,外廊下側の部屋に行き窓を開けまして,網戸外側のルーバー型面格子の取り外しが可能かどうかをチェック致しました。なんとこのルーバー型面格子は下部の蝶ネジを縦にすると,ルーバー型面格子が上方に開く仕様なのです。簡単に網戸が取り外せます。これにも感心いたしました。

私はかなりの件数の「 内覧会同行 」チェックを行っていますが,ルーバー型面格子でこの仕様の物を設置してありますマンションは今迄に3件位しか有りませんでした。それももっと高額なマンションだけでした。

二番目は,ペット可のマンションのバルコニ-に設置されている隣戸との隔てパネル下端の隙間寸法です。5センチ以上空いていますと子猫等が隣戸のバルコニ-に入ってしまいます。チェックすべき場所は,主にバルコニ-先端部分にある側溝( 手摺壁等に沿って設ける排水溝 )の底からパネル下端までの隙間寸法です。このマンションは5センチでしたのです。これにも感心致しました。

更に,付け加えて報告いたしますと,キッチンシンクの水栓の首振り角度もシンク内できちんと収まっていました。

このマンション,入居者への配慮がとても行き届いていまして,娘夫婦に奨めて良かったと胸をなでおろしました。

今だから言えますが, この物件の設計及び施工が「 株式会社 NIPPO 」です。このゼネコンは土木がメインで建築がサブのゼネコンでしたので,出来上がり具合をかなり心配していました。処が「 内覧会同行 」チェックでその心配は吹っ飛び,逆にこのゼネコンの設計と施工の良さに感心致しました。

ゼネコンがマンションの設計や施工で良さを発揮できますのは,売主と販売会社次第です。

このマンションの売主である「 丸紅 」と販売会社の「 丸紅不動産販売 」の方々の顧客への充分な配慮と対応,心より感謝致します。

来週の確認会が楽しみです。

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