「東日本大震災」発生,1年目によせて…。

昨年(2011年)3月11日に発生致しました「 東日本大震災 」から1年が経過致しました。

人命の被害は1万5千人強の方々が亡くなり,未だに3千2百人強の方々が行方不明です。心より御悔み申し上げます。

さて,1年経過しましても,未だに「 がれき 」の山で,ほとんど復興しておりません。

日本政府はこの1年,リーダーシップを発揮し,積極的に被害地の地方自治体の援助をし,復興への作業をしていたのでしょうか…。先日の3月11日のテレビを見ましたら,ある地域に最初に援助物資を運んだのは米軍だと聞き,とても疑問を感じました。

更に,政府の対応としての,被害に遭われた方々への仮設住宅の建設をも遅々として進んでおりません。尚,建設された仮設住宅は寒冷地仕様を考慮せず,断熱材が入っていませんのでとても寒いそうです。水道管も断熱材を巻いておらず,凍結して破裂しているそうです。また買い物や通学に不便な場所に建てたので,入居者の一部の方が出ていっているそうです。被害者への気遣いが全く無い政府の対応です。

1年前発生致しました「 東日本大震災 」は震度7強でした。震度7強の地震は,相当酷い揺れを起こし家屋,マンションやビルがかなり倒壊致しました。

今回の「 東日本大震災 」は地震だけであれば,これほどの被害は無かったのですが,2次災害としての大津波に依って被害は格段に大きくなりました。

東北地方の過去の歴史で,昭和の初期に三陸地方で地震に依る大津波が襲来した事が記述されています。その様な体験をしていたにも拘らずに低い防潮堤の設置で済ました事で,この大惨事を引き起こしてしまいました。過去にこの地方でこの様な大惨事が有りましたので,政府が想定外と弁明するのは納得できません。

そして追い討ちをかけたのが「 東日本大震災 」に依る「 福島原子力発電所 」事故で放射能ばら撒き放置被害です。地質学者に依りますと「 福島原子力発電所 」の立地は大きな地震の発生が予測されていた場所だそうです。そして湾岸地帯ですので大きな津波が来る事が予想できたはずです。未だに周辺の海は放射能がかなり高いという事です。

その様な場所に「 原子力発電所 」を建設する事自体が事前調査不足で「 東京電力 」は「 天災 」だと逃げていますが,私は「 人災 」だと思っております。

福島県の多くの方々が強い放射能を浴び,今後身体にどの様な影響や障害が発生するか,とても心配です。「 東京電力 」は当然,障害等の症状が出た方々の一生を面倒看る義務があり,刑事責任も有ると私は思っています。

処が,行政は一向にその件については,メディアと一緒になって追求致しません。「 東京電力 」は「 福島原子力発電所 」事故での修復作業を行なわせた下請けの作業員を3名も亡くならせているそうです。それについて検察庁は何故「 業務上過失致死 」で「 東京電力 」のトップから事情聴取をして処罰しないのか,そしてメディアもその件には最近一切触れないのはどうしてなのか分りません。

更に驚きましたのは未だに全ての放射能被爆被害者への補償金も完全に払って責任を果たしていない状況下で「 東京電力 」が電気料金値上げを申請した事です。厚顔無恥の会社としか言いようが有りません。「 東京電力 」は日本では国民が自由に電気供給をする電力会社を選べないという,弱みに付け込んだ商売を続けているからなのです。

私は「 東日本大震災 」発生後1年経ち,これらの事でこの国の政治家,官僚やメディアは「 自己保身 」優先で仕事をし,全く信用できないと確信を深めました。

最大野党も以前,与党時代に「 東京電力 」とべったりで「 原子力発電所 」を沢山建設し献金を沢山もらったので,全く追及できず,野党の機能を果たしていません。

日本は過去に「 原爆 」を落とされた唯一の国ですので「 原子力 」の怖さは充分に周知されていたにもかかわらず,国民が知らぬ間に沢山の「 原子力発電所 」が建てられていた事自体,クレージーだと思います。今後は「 脱原発 」で電気を供給して欲しいと願っています。

この様な国に住んでいる我々は,いずれ発生する「 首都圏直下型地震 」に対しては,発電機や防災グッズ等を用意して自己防衛をするしか有りません。我国は国民への防災危機管理が全く整備されていない情けない国ですから…。

ちなみに,アメリカの「 NASA 」は「 絶対安全なものはありえない 」と公言しております。マンションに於いてもそれは該当致します。すべて「 絶対安全 」(100%安全 )は無いのです。

最後に,「 東日本大震災 」や「 福島原子力発電所事故 」の被害に合われた方々へ改めて
心よりお見舞い申し上げます。    

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