永住志向での適正な住戸の広さは…。

最近,マンション購入者は永住志向が高まってきています。

「 購入相談 」や「 現地同行 」でマンションの住戸の広さで永住できる住戸の広さは何m2くらいですかとよく質問されます。家族人数にもよりますが,通常夫婦2人に子供2人で最低80m2( 約24坪 )の3LDKは必要ですと回答しています。

20数年位前に当時の旧日本住宅公団( 現在の独立行政法人都市再生機構 )は適正な住戸の広さは家族1人当り30m2は必要との見解を出していました。その計算でいきますと住戸の広さは家族4人では120m2( 約36.3坪 )必要になってきます。これは理想論であり当時,マンションの住戸広さの現実は3LDKで66m2(約20坪)~70m2(約21坪)が標準でした。

丁度,海外から日本の住宅は「 うさぎ小屋 」と言われていた時代です。その後「バブル時代」に入りマンションの住戸の広さは少しづつ広く,価格は年々上昇致しました。現在また2年前位のリーマンショックや昨年の3月11日の「 東日本大震災 」等の影響で昭和55年~60年と同様なマンション氷河期に突入してきまして,1住戸当りの面積を狭くし,更に見えない所の仕様を落とし価格を抑えています。

超大手ディベロッパーでも最近は3LDKの広さが65m2位に狭くし住戸価格を下げている会社が有りびっくり致します。ちなみに専有面積65m2の住戸は3LDKとは呼べる代物ではありません。3DKです。

話を元に戻しまして,マンションで永住できる住戸の広さ80m2の根拠をご説明致します。まずリビングダイニングは約20m2( 12帖強 ),洋室-1( 主寝室 )は約12m2(7帖強 ),和室か洋室-2は約10m2( 6帖強 ),洋室-3は約9m2( 5.5帖強 ),キッチンは約6m2( 3.5帖強 ),ユニットバス(浴室)は1418( 内法寸法:1.4m×1.8m ),洗面室( 洗濯機置き場共 )は約3.5m2( 2帖強 )のにトイレ,収納(住戸面積の約7%)や玄関・廊下スペースを含めますとほぼ80m2になります。永住するには各室,最低このくらいの広さが必要です。

マンションの住戸は通常フラットですので,永住可能な広さは先程申し上げました様に専有面積は80m2最低必要ですが,各部屋の広さが同じでも戸建の2階建てになりますと,階段や廊下部分等が必要になりますので約100m2強必要になります。

住戸は広ければ広いほど快適ですが,冷暖房や照明のランニングコスト,管理費,修繕積立金や固定資産税等が多めにかかり,更に毎日の掃除も大変ですので,収入に余裕の有る方にとっては問題ないですが,通常のサラリーマンでしたら約80m2の3LDKをお奨め致します。

マンションを永住目的で購入するのでしたら,専有面積約80m2の広さの3LDK住戸が適正な広さだと思います。

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