洗面脱衣室の鏡にミラーヒーターは必要では…。

先日「 内覧会 」同行チェックを行った物件で洗面脱衣室のキャビネット付き三面鏡の鏡に「 曇り止めヒーター 」( ミラーヒーター )が設置されていませんでしたので,今回はミラーヒーターのお話を致します。

ミラーヒーターは特に冬場に必要です。入浴後,浴室の扉を開けて洗面脱衣室に行きますと,浴室内の湯気も一緒に洗面脱衣室へかなりの量の湯気が入り込まれていきます。全ての湯気が排気口で吸われて無くなれば良いのですが,現在のマンションの24時間換気システムの第三種換気方式による排気機械の能力は,それほどの力は有りません。

また,あまり排気能力が強すぎますと洗面脱衣室出入り扉下の高さ約3センチ~5センチ程度の隙間から住戸内の汚れた空気が天井排気口へ風が起きた如くに吸い込まれ快適でないので,現在の規定では住戸内の空気を2時間で1回,総入れ替えにする能力程度にしています。

ですので,洗面脱衣室の鏡に湯気が附着して曇ってしまうのです。ミラーヒーターが設置してありませんと,この曇りがなかなか取れません。入浴後に鏡を見ながら髪の毛を梳かすことが出来ないのです。また,寒い朝に洗顔時,お湯で歯を磨いたり顔を洗ったり致しますと
鏡が曇ってしまうのです。

現在,ミラーヒーターは概ね1住戸の価格が約6000万円以上のマンションには設置してある物件が多いのですが,住戸価格の安いマンションの洗面脱衣室の鏡にはほとんど設置しておりません。

ここで,高額マンションでミラーヒーターが設置してある物件でも2方式ありますので,御説明致します。

良心的なデベの物件ではミラーヒーターのスイッチ( SW )にタイマーSWを組み込んでおりまして,設定した時間で自動的にOFFになりますので,電気代の節約( 節電 )になるのです。処が良心的でないデベの物件ではミラーヒーターのSWは単なるSWなので,使用後SWをOFFに致しませんと,永遠にONになっています。

この様な件でも,販売員に尋ねれば,デベの質が判ります。

ちなみに現在,自動車のリアーガラスの曇り止めヒーターは,自動車の価格に関係なく,軽自動車でも設置されています。SWもタイマーが付いています。

私の記憶では,1980年頃は自動車のリアーガラスの曇り止めヒーターは高級車のみ標準装備で,中級車や軽自動車はオプション仕様でした。

マンションももうそろそろ,分譲価格に関係なく,洗面脱衣室の鏡にミラーヒーターを標準装備して欲しいものですが如何でしょうか…。

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