エレベーターの仕様に地震や停電対応システムの有無を確認

今回は,地震や停電時にマンションのエレベーターに必要な対応システム( 機器 )の仕様に関してのお話を致します。

3月11日の「 東日本大震災 」後も未だほぼ毎日余震が続いております。4月1日にも秋田県で震度5強の揺れが発生致しました。

そこで,マンションのエレベーターに乗っている最中に地震や停電で閉じ込められない様な仕様になっているかがポイントです。

最低限,エレベーターの仕様が「 地震時管制運転システム 」と「 停電時自動着床システム 」を設置しているかどうかです。それぞれのシステムの機能を大雑把に御説明致します。

まず「 地震時管制運転システム 」ですが,最近の分譲マンションのエレベーターは殆ど「 地震時管制運転システム 」を採用していますが,たまに採用していないケースも有ります。この件は販売員に尋ねて下さい。また,築10年以前頃のマンションのエレベーターは「 地震時管制運転システム 」を採用していないケースが多々ありますので仲介者の方に是非,聞いて下さい。

「 地震時管制運転システム 」は地震時に地中で起きる2種類のP波とS波を感知し,地震時に運転中のエレベーターを最寄り階に停止させるシステムです。

ちなみに地震は,初期微動と呼ばれるP波と主振動と呼ばれるS波で構成されていまして,多くの地震の場合,まず初期微動( P波 )が地中で発生し,その後本格的な揺れ主振動( S波 )が発生致します。S波( 主振動 )が来る前にP波( 初期微動 )を感知致しましたら直ぐに,動いているエレベーターを最寄り階に停止させて扉を開く装置です。

次に大切なエレベーターの装置は「 停電時自動着床システム 」です。

「 停電時自動着床システム」は停電を感知致しますと,直ぐにバッテリーに切り替わり、エレベーターを最寄り階まで自動的に運転し,戸を開き乗客を救出するシステムです。
こちらのシステムはバッテリーが必要ですので,バッテリーのメンテナンスが大切です。

今後,数ヶ月は「 計画停電 」が行なわれるとの事ですので「 停電時自動着床システム」は不可欠だと思います。

新規分譲マンションのエレベーターの仕様に「 地震時管制運転システム 」「 停電時自動着床システム 」の設置が無かったらば,私はそのマンションの購入はお奨め致しません。

現在,住まわれているマンションのエレベーターの仕様が「 地震時管制運転システム 」と「 停電時自動着床システム 」が設置されていませんでしたら,早く管理組合総会を開催して設置する様にした方が良いと思います。

「 地震時管制運転システム 」と「 停電時自動着床システム 」両方を新たに設置致しますと,エレベーター1本に付き約数百万円程度の費用がかかりますが,エレベーターに乗っている時の安心感には代えられないと思いますが,如何でしょうか…?

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