「 内覧会 」の要注意点は…。-1

もう,大規模マンションは年度末(3月末)に引渡し住戸の「 内覧会 」が1月から増えていますので今回は「 内覧会 」の要注意点をお話致しましょう。

「 内覧会 」とは引渡し前にマンション購入者への購入住戸の出来具合の検査とマンション全体の御披露目です。

私は本業のマンションの設計監修業務(設計アドバイザー・コンサルタント)の傍らに「 内覧会同行チェック 」という業務もしております。いままで沢山のマンションの「 内覧会同行チェック 」を致し,現在も行なっていますので数有る経験談をお話致しますので,良くチェックして下さい。

私の経験では「 内覧会 」から「 住戸の引渡し日 」まで最低1ヶ月半は必要です。内訳は「 内覧会 」で修正を指摘された是正修正工事は最低で2週間は必要です。2週間後に「 確認会 」( 再内覧会 )で「 内覧会 」で修正を指摘した是正修正工事のチェック致しますが,ほとんどの物件で100%直っておらず未了修正工事が結構有ります。

ひどい現場ですと是正修正工事を行った時に新たに傷を付けてしまうケースが有ります。これを「2次災害」と呼んでいます。この未了修正工事の施工と「2次災害」を直すのに10日から2週間かかります。

その後「 再確認会 」( 再々内覧会 )でチェックしても新たに発生した傷や補修箇所が有り,直すのに約1週間程かかり引き渡し日に最終確認になります。その結果「 内覧会 」から「 引渡し日 」まで最低でも1ヶ月半必要なのです。

私は「 内覧会同行チェック 」の時,依頼者に御会いしますと「 確認会 」と「 引渡し日 」の日程を聞きます。「 内覧会 」から「 引渡し日 」まで1ヶ月半未満でありますと,その売主のスケジュール管理が甘いので,その売主の竣工検査も甘いのではと思い「 内覧会同行チェック 」もかなり慎重に隅々まで行います。

これからマンションの「 内覧会 」を行う方に申し上げます。そのマンションの出来が良いかはまず住戸玄関脇のメーターボックス( MB )をチェックすれば判ります。MBの中にゴミが残っていたり,MBの扉や内壁が綺麗に仕上がっていなかったり,内部の配管・配線がキチンと固定されていなければその物件は要注意です。住戸内は推して知るべしです。素人の方が「 内覧会チェック 」をされる時はまずMBからチェックして下さい。

次回は「 内覧会 」に於いて,購入者の方が見つけた修正指摘事項について,是正修正工事を実行してもらう為に,売主やゼネコンに対しての対応の仕方を御伝授致します。

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