マンションの設計及び工事監理の責任は…?

私がインターネットでマンションのホームページを開いて真っ先に見るのが「物件概要」です。

この「物件概要」を見ればマンションの内容がほとんどわかります。
この「物件概要」でも売主が一流か三流かが簡単に判断できます。

「物件概要」の項目欄に設計者名を表示する欄が無ければその売主は三流です。設計者又は設計事務所名を記入しない売主は「設計者」に業務の責任を持たさず,ただ「確認申請」を取得させる「便利大工」程度の扱いをする会社です。

海外のコンドミニアム(分譲マンション)のホームページの「物件概要」には絶対に設計事務所名が記入されています。

設計者(設計事務所)の業務内容は基本計画(商品計画)から実施設計,確認申請取得までが「設計業務」でその後,工事現場を定期的にチェックし現場打ち合わせを行ったり最後に竣工検査をする「工事監理業務」が有ります。

海外では設計者が設計ミスをすれば当然ペナルティーを払わされますが,日本の分譲マンションの場合はほとんど設計者が設計ミスをしてもゼネコンが尻拭いをしています。

それだけ日本では分譲マンションの設計者は空気より軽い存在なのです。

マンションを設計・監理させる設計事務所も有名な大手の設計事務所ですとホームページの「物件概要」に記入されていますが,素人の方々に知名度の無い中小の設計事務所が設計・監理した場合はホームページの「物件概要」には記入されていません。特に三流の売主は顕著です。

この様な場合,設計者の設計及び工事監理責任はほとんどの場合免責だそうです。

日本の設計者はこの様な扱いを受けても分譲マンションの設計・監理の仕事を安い料金で請けています。

結果として,良質なマンションが出来ずに工事中の検査も曖昧になりクレームの多い物件となってしまうのです。

これからマンションを購入される方に一言。マンションの「ホームページ」の「物件概要」の中に「設計者名」が記入されていなかったら要注意です。

但し,三流の売主でも販売事務所で渡す「総合パンフレット」か「図面集」の中に小さく「設計者名」を記入して有りますのでインターネットのホームページの「物件概要」で判断して下さい。

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