浴槽の蓋で売主をチェックする

この処,だいぶ寒くなり風呂に入っている時が至福のひとときになりました。

今回はマンションのモデルルームチェックで浴室を見た時にほとんどの方が見落とす物で売主の良し悪しがチェックできます。そのお話を致しましょう。

その見落とす物とは浴槽の蓋の有無や種類等です。浴槽の蓋の有無や種類等で売主の良し悪しが判りますので疎かにしないようにして下さい。

それでは浴槽の蓋の有無や種類等について詳しくお話を致します。

たまに売主に依ってはモデルルームの浴室が狭い場合に浴槽の蓋を置いて無いケースが有りますので販売員に「 浴槽の蓋は有りますか? 」と聞いて下さい。販売員の回答が「 有ります。 」でしたら見せてもらって下さい。「 有りません。」との回答でしたら,そのマンションの購入はチョット考えた方が良いと思います。

浴槽の蓋の形式には大まかに分けて「 パネル型 」「 折りたたみ型 」「 シャッター型 」
と3種類有ります。

それぞれの形式の浴槽蓋について御説明致します。

まず「 パネル型 」の蓋ですが,「 パネル型 」の蓋は読んで字の如く,耐水性と保温性の高いパネルにビニールコーティングをし,その淵周りの枠部分は安全でスベリを抑える厚手の塩ビ( 塩化ビニール )でエッジ巻きがしてあります。枚数は通常は2枚構成ですが,浴槽が長い場合は3枚構成のケースが有ります。

次は「 折りたたみ型 」です。「 折りたたみ型 」の蓋は幅10センチ~15センチの耐水性の板を数枚,ビニールシートで包んでパタパタと折りたためる形式の浴槽蓋です。

最後は「 シャッター型 」です。「 シャッター型 」とは硬質合成樹脂製の中空棒状の部材を数本平行状に配置し連結一体化されているもので,シャッター状にくるくると巻いて置いておける物です。

さて,当初申し上げました様にこの3種類の浴槽蓋のどの形式の物を採用しているかに依って売主の良し悪しが判ります。

私の経験では,売主の良い順に申し上げますと「 パネル型 」が一番良い売主です。「 折りたたみ型 」か「 シャッター型 」を採用している売主はイマイチです。

「 パネル型 」の蓋は保温性,耐久性に優れておりまして,克つ高級感があります。価格が高い事がネックなのです。そして「 パネル型 」の蓋は使わない時は浴室の壁に立てかけ,フックを廻して倒れてこない様に設置でき,とても使い勝手が良いのです。

「 折りたたみ型 」か「 シャッター型 」の蓋は高級感からは程遠く,耐久性も「 パネル型 」よりも落ちます。そして価格も安いのです。使わない時は折りたたんだり,くるくると巻いて浴槽の端に置いておかなければなりません。浴槽に入浴していますと端に「 折りたたみ型 」や「 シャッター型 」の蓋が置かれていますので,鬱陶しいのです。

これからマンションを購入される方々,この様なつい見落としがちな浴槽蓋の種類に依っても売主の顧客に対する配慮が判断できますので,モデルルームにいきましたら是非チェックしてみて下さい。

尚,入浴後の浴槽内の残り湯は直ぐに排水しないで溜めておきますと,震災や停電等で断水した時にトイレの水洗等に使えます。そして次回,浴槽にお湯を入れる前に,前回の残り湯を排水しながら軽く浴槽を清掃すれば非常時にも困らないので私は良いと思います。

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