2004年の最優秀マンション

今年最後の私のコラムなので2004年を振り返って首都圏で販売された物件の総括をしました。

マンションは「住まい」です。
一番大切なのが住戸のプランですが今年供給された物件の99%が「羊羹の輪切り」,「田の字型住戸プラン」でした。住戸プランに頭を使わずに共用施設に首都圏では不用な施設を設置したり,外構(ランドスケープ)にリキを入れたり,外観デザインに「著名建築家」を使ったりしていたのが目に付きました。競合他社物件との差別化で特に多かったのがこの3点でした。

この中で一番販売不振だったのが共用施設に不必要な施設を沢山設置した物件でした。一説に依ると半数以上の住戸が売れ残っているそうです。
また外観デザインを「著名建築家」に依頼した物件もさほど売れ行きに寄与したとは言い難い結果でした。マンションや戸建の外観は居住者のステータスを表すと言われています。ですが現在流行りの外観デザインを採用すると3~4年で陳腐化致します。私はマンションの外観の色は「アースカラー」か「白」が良いし飽きが来ないのでお勧めしています。

ではここで私が採点した今年の最優秀マンションを御知らせいたします。「パークハウス池田山公園」です。この物件は配棟やプランが非常に良く練られています。立地も山手線の内側で利便性が良く,昔の第一山の手地域と言われた場所です。その割に価格(坪単価)もリーズナブルでした。1点だけ惜しい所は戸境壁が乾式工法を採用している事でしたが遮音等級Dr-50を確保していましたので「可」でした。マンションのプランは「こうあるべきだ」という見本です。一見の価値ありです。

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