「 億ション 」の売れ行きが良いらしいが…。

最近,アチコチのメディアでマンションの売れ行きが良くなっているとの記事が載っています。

実際の処,一部の財閥系デベのマンションだけが売れ行きが良いみたいで,他の独立系大手デベや中堅デべの売れ行きは芳しく無い様です。

そしてそれを裏付けるが如く財閥系デベの物件でも中には表向き「 全戸完売物件 」が実際には新聞の折込チラシや物件のホームページ( HP )に「 キャンセル住戸が出ました。」とかなりの数の住戸が載っています。

さて,私が驚いたのは財閥系の「 億ション 」の売れ行は本当に良いそうです。

その売れ行きの良い「 億ション 」の内容を見ますと二分化されています。

一つは都心の一等地に立地する,住戸の価格が全て1億円以上の「 億ション 」です。
この様な物件は本当の「 億ション 」で「 超高級マンション 」です。

ところが,もう一つの「 億ション 」は都心の一等地とはほど遠い立地の大型タワーマンションの最上階付近の住戸です。住戸価格は1億円を超えていますので「 億ション 」ですが住戸の質が「 高級マンション 」でなく「 高額マンション 」なのです。

この様な「 億ション 」を購入致しますと,将来の騰落率は大きいのではないかと思います。理由は大型タワーマンションの入居者の家族構成や収入が高層階や中層階や低層階とそれぞれ全く違っています。多種多様な人種が入居しその知り合いの人々が出入致します。また,管理組合総会での会議でも価値観の異なる方々と議論をしてもなかなかまとまらないのが現状だそうです。

私の独断と偏見で言わせていただくならば,本当の「 億ション 」はそのマンションの全ての住戸が1億円超で「 高級マンション 」の条件を満たしているものです。入居者の層も一定しています。

「 億ション 」が単なる「 高額マンション 」であるならば,その様な「 億ション 」を購入するのは控えた方が私は賢明だと思います。

「 高級マンション 」と「 高額マンション 」の違いはこのコラム129号で詳しく書きましたのでそちらをよく御覧下さい。URLは下記です。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/129

現在,首都圏では本当の「 億ション 」の供給は1年間に約60戸程度だそうです。

昔は「 億ション 」の供給は「 ホーマットホームズ 」「 東高ハウス 」や「 大建ドムス 」が有名でしたが,1991年のバブル崩壊後,これらの会社は現在姿が見えず「 億ション 」を供給しなくなりました。

それにしても,この不景気に「 億ション 」の売れ行きが良いという事は驚きです。
金持ち層は景気に左右されずに目が肥えていて将来も価値の落ちない物件を購入するのだと改めて感心致しました。

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