マンションは「天井高」より「階高」が大切-1。

このごろ建築工事費が若干上昇しています。マンションディベロッパーは「二重床」や「二重天井」のどちらかを止めて原価である工事費を安くしようと致します。

この中で「二重床」を止めるのは工事費の削減にかなり効果があります。「二重床」自体の工事費削減よりも各階の「階高」を13~23センチ程低くできる事が工事費をかなり安くできると言う事です。

具体的に何故「二重床」を止めて「直床」にして「階高」を下げると工事費がかなり削減できるかを御説明いたします。

例えば10階建てのマンションで1階層当り15センチ低く致しますと,建物の高さは1メートル50センチ低くなります。まず,建物全体の柱全部の長さが1.5メートル短くなります。次に外壁も1.5メートル×外周長さ=面積分が少なくなります。内部の戸境壁(鉄筋コンクリート壁)の面積が減ります。

これだけで鉄筋量やコンクリート量がかなり減ります。また外部の仕上げ面積が減りますのでタイル工事費や吹きつけ仕上工事費がかなり減少いたします。

内部に於いても断熱のウレタン吹きつけ面積がかなり減少致します。間仕切り壁の高さもスラブ上から上階のスラブ下までの寸法が短くなるので下地の間柱が短小になり,ボード面積も少なくなります。

これら全てを合計致しますと同じ「天井高」でも「直床」にして各階の「階高」を下げるだけでかなり工事費を圧縮できます。

「階高」を下げる事は売主側にとっては安直な工事費削減方法ですが,購入者にとっては何のメリットもありません。

この続きは次回お話致します。

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