「 新聞折込チラシ 」を見て驚愕…。

先日,不動産関係の「 新聞折込チラシ 」を見てびっくり致しました。

その,びっくりした理由は大型物件で5月と7月に購入者に引渡しを終了したマンションが,もう既に不動産屋2社の「 チラシ 」に3住戸が未入居で売りに出ていたのです。

その不動産屋2社の「 チラシ 」に載っていた住戸は,5月と7月に購入者に引渡しが終了したマンションの住戸価格が5000万円強1戸,8000万円弱1戸と2億円強1戸でした。

この価格は販売時の価格とほぼ同じか,約5%位下げた価格でした。

このマンションは総戸数1000戸強の大型物件で,未だに完売しておらず,関係者の話に依りますとかなりの数の住戸が売れ残っているそうです。

それを裏付けるが如く,夜そのマンションの前に行きますと,5月に購入者に引き渡した棟の住戸の灯りがほとんど見えません。

このマンションは再開発物件で約1975年頃より着手していた物件だそうです。
再開発事業が全て完成するととても便利でステータスの有る立地のマンションです。

再開発組合の地権者の半数以上の方は入居されたそうです。

それにしても,未だに○期○次販売で売っている物件が,もう地元の不動産屋2社が「 新聞折込チラシ 」に載せて未入居住戸を仲介しているのには驚いてしまいました。

今回,転売の仲介を依頼された未入居住戸の既購入者の方々に申し上げたいのはマンションは一世一代の高価な買い物ですので,購入前にもっと良く検討をし,プロの人に相談してから契約すればこの様な事は起きなかったのではないかと思います。

この物件,かなり前にモデルルームがオープンした時に直ぐ,友人の建築家と販売事務所に行き,模型やモデルルームを見学致しました。

その時に建築的な分析をした私の見解は,模型を見た時より完成後,実際に住戸に入りますと,隣棟間隔がとても狭く同じ物件の他の棟の住戸からこちらの棟の住戸がまる見えだと危惧しておりました。

見学後,友人の建築家が『 配棟計画が「 イマイチ 」で隣棟間隔が狭く,価格も割高だから販売するのは大変苦労するな。』と私が感じていた事と同じ事を言っていたのを未だに忘れられません。

もう,既に「 新聞折込チラシ 」に転売物件として出ていますと,事業主は売れ残っている住戸の今後の売り方や価格を見直さなければ販売はかなり苦戦を強いられると懸念致します。

最近,多くのデベが販売事務所へ顧客に来てもらう為に,色々高価なお土産を用意して「 客寄せ 」をしていますが,この物件ではそれと同じ様な事をしてもあまり効果は無いと思われます。

過去にあるデベに聞きましたが「 高額マンション 」克つ「 高級マンション 」混在物件はそれなりの売り方が有るそうです。

この物件を購入されようとしている方,もう完成していますので,契約をする前に購入予定住戸に入って全ての部屋の窓からの眺望を確認する事をお奨め致します。

PS:「朝日新聞」8月5日(木)朝刊に私が書いたマンションに関する記事が掲載されますので,御覧戴ければ幸いです。

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