「 建設会社」をチェック

今回は,このコラムを読んでいる方々にマンション購入をする前に是非チェックして戴きたいアイテムの御説明を致します。

その,アイテムとは購入予定をしているマンションを施工している「 建設会社 」です。

あるメディアに,昨年辞めた建設従事者は日本全国で約2万人強と書いてありました。その結果,かなりの数の腕の良い職人さんは人件費が高いので,使ってもらえずに,転職を余儀なくされたそうです。そして多数の工務店や建設会社及びその下請け会社が「 倒産 」( ドボン )したそうです。

新期分譲マンションの場合,「 建設会社 」の名前はインターネットのホームページ( HP )の「 物件概要 」をクリックし,「 施工者欄 」を見ますと出てきます。または販売事務所へ行って「 資料一式 」を受け取りますと,その中に「 販売図面集 」が有ります。
その「 販売図面集 」の最後のページ近くに「 物件概要 」のページが有り,その中に「 施工者:○○建設 」と書いてあります。

ちなみに,HPの「 物件概要 」には載せていないケースでも「 販売図面集 」の「 物件概要 」には「 設計:○○設計事務所 」まできちんと載せています。横道にそれますが,私は新規分譲マンションHPの「 物件概要 」に「 設計者欄 」が無いデベの物件には「 イエローカード 」を出します。理由は,そのデベの価値観が「 設計者 」を軽視し「 商品企画 」や「 設計・監理 」の業務を重要視していないからです。

中古マンションの場合は,この「 住まいサーフィン 」やインターネットで検索しますと,その物件の概要欄に「 施工者:○○建設 」と載っています。また,中古マンションの仲介のチラシ( 広告の媒体として用いられる一枚刷りの印刷物 )の中に「 施工者:○○建設 」とほとんどのケースでは書いてありますが,中には書いていない場合がありますのでご注意下さい。

私に「 購入相談 」依頼される方の半数以上は「 売主 」( デベ )の事には関心が有り,実情や内情等を質問されますが,マンションを施工している「 建設会社 」の事に関しての質問は少ない場合が多いのです。その場合,私は長年の経験で付き合った事の有る「 建設会社 」の施工精度やアフター対応に関しての御説明を致します。更に,付き合った事が無い中小の「 建設会社 」の場合は事前に情報収集をして施工精度等をご報告いたします。尚,建設業界内で危ないと言われている「 建設会社 」の場合はその旨を助言致します。

私は30年以上,建築設計業界にいますので,中堅以上の「 建設会社 」の体質や危険度の情報はよく入ってきます。

「 建設会社 」は大手だから良いとは限りません。大手「 建設会社 」の施工でも,工事内容の良くない「 建設会社 」は沢山有ります。ドボンに関しては「 建設会社 」の株価が一つの指標になりますので御自分でも調べる事は大切です。

これから,新規分譲マンションや中古マンションを購入しようとされている方々,「 建設会社 」の検証は大切です。

友人,知人の中に建設業界にいる人がいましたら絶対に購入予定のマンションを施工している「 建設会社 」の内容をチェックして下さい。

もし,建設業界に知人等がいない場合は,私に相談して下さい。御会いした時に「 建設会社 」の施工精度,アフター対応や危険度を御説明致します。

マンションの購入は一世一代の高額な買い物ですので,入居後に「 建設会社 」がドボンしたり,内覧会に行って購入住戸を見たら雑な工事やひどい納まりに遭遇しない様,「建設会社 」を充分チェックし判断してから購入契約する様に自己防衛して下さい。購入契約後に,良くない「 建設会社 」だと分っても,手遅れです。

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